FXはメンタルが原因で稼げないなんてことはない

メンタルが弱いFXトレーダーは大損する

メンタルが弱いトレーダーは大損する

「FXってメンタルが重要なの?」
「稼げない理由にメンタルが関係する?」

など、FXのトレードで、メンタルという言葉がよく使われます。

確かにFXを含む、投資や運用において精神的な要素は非常に重要な位置を占め、メンタルの状態が取引に大きく影響を及ぼすと言われています。

特に、レバレッジにより高額な資金を投入して取引を行うFXでは、メンタル面の鍛え方次第でトレードの内容が違ってくると。

しかし実際は、メンタルを鍛えたところで稼げるようになるわけではありません。

利益に関して言えばメンタルの問題ではなく、あなたの力不足です。

ただ損失を最低限に抑えるためには、メンタルが非常に大きな役割を担います。

この記事では、

・FXで稼げないのはメンタルのせいではない理由
・損失を最小限に抑えるために
・メンタルを強くする方法

を紹介していきます。FX初心者の方にもわかりやすい内容になっています。

それでは読んでいきましょう。

FXで稼げないのはメンタルのせいではない

FXで稼げないのはメンタルのせいではない

ここまで記事を読んで、

「FXではメンタルが大切と聞いたのに、稼げない理由にはならないの?」

と思った方も多いと思います。多くの稼げないFXトレーダーは、稼げない理由としてメンタルを挙げますがそんなことは決してありえません。

利益を出すのにメンタルは関係ない

FXで利益を出すのに、実はメンタルはあまり関係がありません。

為替の値動きは、一見なんの法則もなく動いているようにみえますが、世界中の機関投資家や大手企業、そして個人投資家たちが抱く「思惑」の力に従って推移しています。

そして、その思惑の原動力となるのが、政治・経済的なファンダメンタルズの要因であり、またチャート分析を中心としたテクニカル要因です。

為替の値動きがあるときは、値を動かす理由が必ずあるわけです。

もしメンタルが弱いトレーダーでも、この相場を動かす要因に従った対応をとればFXで億万長者も夢ではありません。

ではメンタルが原因ではなければ、なぜ稼げないのでしょうか?

稼げない原因は勉強不足に尽きる

FXで利益を上げるためには、為替相場の流れに乗ることが重要になります。

そして、その流れに乗るための知識や考え方は、勉強することで自分のものにする以外に方法がありません。

利益を出せないのは、メンタルが原因ではなく、基本的な知識や考え方を身につけようとしない「怠け心」、いわば「勉強不足」が理由だといえます。

稼げない理由に精神的な問題を持ち出すのは根本的に間違っており、それは甘え以外の何物でもないといえます。

メンタルを持ち出す資格があるのは、基本的な勉強を終えて利益を上げることができるようになったトレーダーだけなのです。

ではFXとメンタルは関係ないのでしょうか?

実際メンタルの弱いトレーダーでも稼げることはありますが、1回の損失額が大きくなってしまうことが多いです。

次の章から、恐ろしい損失とメンタルの関係について説明していきます。

損失を最小限に抑えるにはメンタルは必須

損失を最小限に抑えるにはメンタルが必須

FXで利益を上げるには、相場に関する勉強が不可欠と説明してきました。

それは、ほとんどの初心者の方が、自分の勉強不足を棚に上げて、メンタルのせいにしているのを目にするからです。

精神的なことを本当に問題とすべきは、勉強して基本的な知識・考え方を身につけた後、すなわち第2段階に入ってからです。

損を認めるメンタルがないと大損してしまう

前の章で述べたように、為替相場の流れに従ってトレードすればFXで利益を出せるようになります。

利益を出せるようになるというのは、1回、1回のトレードで勝つ確率が高くなるということです。

しかし、長い目でみた場合のトータル的な損益になると、これだけでは大きく稼ぐことはできません。

なぜなら、10回トレードして8~9勝、すなわち勝率が8~9割に達しても、たった1、2回の負けでそれまでの稼ぎ以上のものを失ってしまうことがあるからです。

それでは、なぜこのような事態が起きるのか考えてみましょう。

人間は、基本的に「負け」や「損失」を認めたくない、怖いという心理を持っています。

FXのトレードではエントリー後に予想が外れて、含み損となっても、決済するまでは損失が確定しません。

その後耐えていれば、相場の向きが変わって含み損が減るか、よくすればプラスになることも考えられます。

このため、目の前の含み損を抱えたポジションを、

「自分の手でクリックして確定損失にはしたくない」
「風向きが変わって挽回するのを待ちたい」

という気持ちが強く出てしまいます。

このように損切りを躊躇していたら、どうなるでしょうか。

FXの相場は、一度動き始めたらしばらく同一方向に動き続ける習性があります。

なぜなら、経済指標の発表でもないかぎり、為替の値動きが短時間のうちに大きく変わることはないからです。

含み損を抱えたままでいると、損失は雪だるまのように膨らんでいき、終いにはロスカットにより稼いできた額の何倍もの損失を抱えてしまうでしょう。

10回のトレード中、9回勝っても1回の大きな損失で借金を背負うこともあり得るわけです。

損切りはメンタルが重要

FXではエントリー後に読みが外れたことに気がついた時点で、含み損が一定の範囲内にあるうちに損切りを行うことが重要です。

損を認めるためにはメンタルが大切なのです。「負け」や「損失」を素直に認めるメンタルが。

そしてこれは、「大損しないために小さな損を認める」ということに他なりません。

せっかく勉強して利益を上げることができるようになっても、損を認められないメンタルをのままでは安定して稼ぐことはできません。

ではどうすればFXのメンタルが鍛えられるのでしょうか?メンタルのトレーニング方法を紹介していきます。

自己管理をして心をコントロールするトレーニング

自己管理してFXで勝つ

ここでは、FXで大きく稼ぐために、メンタルを鍛えるためのトレーニングを紹介したいと思います。

悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術

精神面を鍛え、コントロールする方法を学ぶためには、次の本がおすすめです。

題名 悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術著者・翻訳者 ブレット・N・スティーンバーガー(著)
塩野未佳(訳)出版社    パンローリング

→amazonでこの本を見る

著者はトレーダーでもある精神科医で、トレーダーが抱える日々の難題や悩み、それを解決するための方法やその方法を実践するための具体的な提案が紹介されています。

本書の狙いは、自分自身のトレードのセルフコーチになることで、トレーダーが失敗しやすいパターンについて、成功パターンに変えていくためのノウハウが紹介されています。

メンタルを柔軟かつ強くするためには、格好の良書であると思います。

ただ本を読んだだけではメンタルが強くなったとは言えません。実際に損切りを行ってみることでしか、損切りはうまくなりません。

損切りの経験を積むことが大切

うまく損切りができないのは、理屈ではありません。

「わかっちゃいるけど、やめられない・・・」は昔流行った歌ですが、お酒の飲みすぎやタバコのように、体に悪いと頭で理解していても、どうしてもやめられない中毒症状のようなものです。

損切りの必要性は十分に理解していても、その場になったら邪念が生じてしまってできないのは、メンタルの弱さといってよいでしょう。

これを克服して、理屈どおりに損切りができるようになるには、実際に本番トレードの中で経験を積むしかありません。

自分の中の「悔しい」、「面白くない」、「挽回できるかもしれない」という雑念を頑張って抑え、勇気を出してきっちりと損切りする習慣をつけていくのです。

日々のトレードの中でメンタルをコントロールする力を養っていくことで、次第に的確な位置での損切りができるようになります。

またメンタルに少し不安があっても。損切りができる注文方法がFXにはあります。

大損しないための注文方法

損切りは、トレードの中で経験を積んで体に覚えこませるのが大切ですが、一朝一夕にできるものではありません。

したがって、自分の意思で的確に損切りができるようになるまでは、取引システムの力を借りるのがよいでしょう。

これは、あらかじめ逆指値でストップ(損切り)の注文を出しておく方法です。

逆指値は、指値と同様に、「指定した値になったら買いたい、売りたい。」という注文方法ですが、指値とは条件が反対になります。

指値    買い 現在の値より下がったら買う 現在の値より上がったら買う
逆指値 売り 現在の値より上がったら売る 現在の値より下がったら売る

そして、この逆指値注文は、損切り注文として活用できます。

相場が上昇するとみて買いポジションを持つ場合に、予想に反して下がるときに備え、「Aのラインまで値が下がったら売り決済する」という逆指値注文を出します。

売りポジションの場合も同様に、「○○円まで値が上がったら買い決済する」という逆指値注文をあらかじめ出しておくのです。

逆指値注文で予め、損切りの位置を定めておけば直前で損切りを躊躇することはなくなります。

ぜひメンタルが不安な方は、逆指値注文から始めてみると良いです。

FXとメンタルのまとめ

FXのメンタルまとめ

FX取引は、日々の1回1回のトレードに勝ち負けがあり、その1日のトータルで勝った日と負けた日が出てきます。

それが繰り返されて、より長い期間のトータルで、勝った月と負けた月、勝った年と負けた年、さらに10年サイクルでの損益も算出することができます。

FXで利益を出すためには、メンタルは関係がなく相場の勉強こそ必要だと申し上げましたが、これは1回1回のトレードや1日のトータルをみてのことです。

相場の勉強を積めば、精神的に弱い人でも1回1回のトレードや日計、ひょっとすると月計のレベルあたりまでは、勝ちが負けを上回る、すなわちFXで利益を出せることが多くなるのです。

しかし稼げるようになっても、何十回か何百回かに1回のトレードで、メンタル的な問題から肝心の損切りができなかったために、稼いでいた額の何十倍もの損失を被る方もいます。

よく、「コツコツ・ドカン」などと表現されますが、コツコツと積み上げたものを一瞬でドカンと失ってしまうのをみると、損切りをしないことがどれほど危険なことなのか痛切に感じます。

その意味では、トレードを行う前提条件として、相場の勉強は当然必須ですが、長く勝ち続けるためには精神面の強化が大変重要といえるでしょう。

せっかくFXの世界に入るのですから、鍛えられたメンタルを土台に、長く安定して勝ち続けることができるトレーダーを目指したいものです。





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