知らなきゃまずい?投資で課される税金制度 2019年版

損してるかも!?投資にかかる税金を抑えるコツとは?

投資にかかる税金をかかるコツ

このコンテンツは投資にかかる税金の基礎知識や税額を抑えるコツをまとめています。

「投資にも税金ってかかるの?」
「税金って聞くと難しそう…」

投資にかかる税金について詳しく知りたいあなたはこのような疑問を抱いていると思います。もちろん投資で得た利益に対しても税金を支払う必要はあります。

ただいくつかのコツさえ知っていれば投資にかかる税金額を大幅に抑えることが出来ます。この話を聞くと「え!そうなの?そのコツ教えて!」と関心が強まると思います。

そこで今回は投資に課される税金の基本や課税方法、そして税金額を抑えるコツを紹介していきます。

20万円以上なら必要?投資にかかる税金の基礎を解説

投資にかある税金は分離課税と総合課税

すべての投資商品で出た利益に対して、税金を支払う義務があります。では投資にはどのような税金がかかってくるのでしょうか?

投資で課される税金には「分離課税」と「総合課税」の2種類あります。

「分離?総合課税?どういうこと?」と専門的な用語が出てきてよくわからないと思うので、投資にかかる税金について1つずつ詳しく見ていきます。

分離課税とは?

まず一つ目に見ていく分離課税とは他の所得とは合算しない課税方法で、投資で得た所得の額に関係なく
一律で20%(所得税:15%・住民税:5%)となっています。

分離課税はさらに「申告分離課税」と「源泉分離課税」の2つに分かれているので見ていきます。

申告分離課税とは?

申告分離課税というのは1年間(前年の1月~12月)の投資で発生した損益を合計して、あらかじめ決められた税率に基づいて税金額が決まる課税方法です。

申告分離課税の重要なポイントは、自分の所得と税金額を合計して納税するので確定申告が必要になることです。

源泉分離課税とは?

源泉分離課税というのは株式投資の配当金や債券などで貰える利子を受け取るたびに、証券会社などにあらかじめ税金分が差し引かれる納税方法です。

投資家たちに代わって証券会社などが税金を納めてくれるので、確定申告の必要がないことを覚えておくことをおすすめします。

少しわかりにくい部分もあったかと思うので、ここまでの内容を簡単にまとめてみます。

  • 申告分離課税…投資の損益も合算して税金が決まる(確定申告:あり)
  • 源泉分離課税…投資での所得を受け取るたびに差し引かれて納税する(確定申告:なし)

分離課税の内容はこのようになっています。では次にもう1つの「総合課税」を見ていきます。

総合課税とは?

総合課税というのは1年間の所得(給料や投資の利益も)を全部まとめて計算する課税方法です。

税金額は総所得額に応じて変わるので、わかりやすく一覧にまとめてみました。

全所得金額所得税の税率住民税の税率
195万円以下5%一律 10%
195万円~330万円以下97,500円
330万円~695万円以下42万7,500円
695万円~900万円以下63万6千円
900万円~1,800万円以下153万6千円
1,800万円~4,000万円以下279万6千円
4,000万円以上479万6千円

このように総合課税の税金額は、投資で得た利益も含めた総所得金額によって細かく区分されています。

所得金額によって所得控除額は増える一方で、住民税の税率は一律で10%となっています。

ここまで投資の課税方法として分離課税と総合課税をみてきました。

それらを踏まえたうえで、次に今話題の投資商品「FX」の課税方法や税金額の計算方法をみていきます。

知らなきゃ損する!投資商品「FX」の課税計算

FXの課税計算

2つの通貨を売買して損益を出すFXは今や世界中で高い人気を誇る投資商品です。そんな投資商品であるFXは世界中に多くのトレーダーがいるので、当然国内だけでなく海外にも多くのFX業者があります。

実はFXは「国内FX業者」と「海外FX業者」のどちらで投資を行うかによって課税方法が異なります。そこで詳しい課税方法と税金額の計算方法をそれぞれ見ていきます。

国内FX業者の課税方法と税金額の計算方法は?

国内FX業者で投資を行った場合の課税方法は「申告分離課税」となっているので、税率はどんなに利益を出しても20.315%と決まっています。

そして国内のFXにかかる税金の計算方法は、

「FXの利益×20.315%(所得税:15%+住民税:5%+所得復興特別所得税*:0.315%)」
(*ちなみに「所得復興特別所得税」というのは東日本大震災で受けた被害を復興するための財源確保として、平成49年まで課される特別な税金になります。)

となりますが、FXの利益と言われてもどこまでが利益に入るのかよくわからないですよね。FXの利益は「為替差益+スワップポイント-経費」になります。

FXの主な利益は2つの通貨間の為替レートの差額によって発生する為替差益と、通貨間の金利差によって得られるスワップポイントになります。

そして為替差益とスワップポイントを足したFXの総利益から「経費」を差し引くことによって、FXの利益が算出されます。

経費というのはFXを始めとした「投資で利益を出すために使ったお金」のことで、経費を考えることは有効な税金対策になります。

例えばセミナーの参加費や交通費、パソコン購入費なども投資で使った経費として計上することが出来ます。

では次に海外のFX業者で投資を行ったケースの課税方法を見ていきます。

海外FX業者の課税方法は?

海外FX業者で投資を行った場合の課税方法は「総合課税」となっており、先ほど紹介した一覧のように所得金額(海外FXで得た利益)によって税金額も変わります。

海外FXの課税方法である総合課税は、すべての投資家が税金を支払うわけではありません。これから紹介する内容に該当する方は税金支払い義務がありません。

  • 給料所得がある方で、海外FXの収入(雑所得)が20万円以下の方
  • 給料所得がない方で、海外FXの収入(雑所得)が38万円以下の方
  • そもそも海外FXでの収入がない方

ただ注意しなければならないのは、海外FXの収入は「雑所得」の1つであることです。雑所得というのは、他のどの所得にも当てはまらない所得のことをいいます。

ちなみにFXでの収入以外にも、雑所得として認められる所得はいくつかあります。

  • パチンコ、競馬
  • 年金収入
  • 原稿料、印税
  • アフィリエイト収入
  • ヤフオク収入
  • 講演料、放送謝金

このようにパチンコで得た収入も雑所得として税金を納める必要があります。

例えば「海外FXでの収入が一定額以下だから税金を支払わなくていいんだ」と思っていてもパチンコなどでも収入を得ていた場合、税金を納めなければいけません。

海外FXで投資を行っている方は他の雑所得がないかを確認しておくことをおすすめします。

ここまで代表的な投資商品の1つとしてFXでの課税方法や計算方法をみてきました。

「この投資にかかる税の金額って減らせないの?」

と思う方もいるかと思います。そこで次には税金対策の手段として気になる税金額を減らすコツを見ていきます。

確定申告をして賢く税金対策

FXも投資商品の1つなので、ポイントさえ押さえれば税金額を抑えることが出来ます。ここでは投資にかかる税金の対策方法を見ていきます。

確定申告を行う

まず初めに見ていくのは確定申告です。確定申告は人によって非常に有効な税金対策になります。

確定申告をすることが有効な税金対策となるのは、FXなどの投資によって大きな損失をしてしまった投資家になります。

「え?どういうこと?」と思う方もいるかもしれませんので詳しく見ていきます。

先ほどFXの収入は「雑所得」の内の1つだと言いましたが、この雑所得にはその年の損失分を3年後までの利益と相殺できる「繰越控除」というものがあります。

繰越控除を活用して確定申告すれば、翌年からの税金額が大幅に減ります。

例として投資で400万円の損失を負ってしまい、確定申告をしなかったAさんと、400万円の損失が出ても毎年確定申告をしていたBさんで見てみます。

Aさんの税金額

Aさんの税金額

このようにAさんはFXで大きな損失が出てから確定申告をせずに毎年税金を納めています。

Bさんの税金額

Bさんの税金額

Bさんは確定申告をして400万円の損失が額を利益と相殺していたのでAさんより60万円も税金額がお得になっています。

ちなみに2016年から確定申告にはマイナンバーが必須になりました。マイナンバーカードを持っていない方は早めに発行してもらうことをおすすめします。

1つ注意したいのは、海外FXで出た損失は繰越控除できません。国内FXで出た損失分のみ繰り越せるので注意が必要です。

FXをはじめとする投資で大きな損失を出してしまっても、毎年しっかり確定申告をしておくことをおすすめします。

経費を考える

国内FXの課税方法を解説した項目でも言った通り、経費を増やすことによって税金額を減らすことが出来ます。ここに個人として計上できる経費の例をまとめてみました。

  • セミナー参加費、交通費
  • パソコン購入費
  • 投資に関する資料代
  • 通信回線費用
  • 事務用品代
  • FXトレード専用で借りる部屋の賃貸料

経費で計上できるものは「投資で利益を出すためのもの」となるので、筆記用具や取引手数料も経費として計上することが出来ます。

FXの課税対象は「FXでの所得-経費」なので、単純に言ってしまうとFXで得た利益が200万円でも経費が300万円であれば税金額は0になりますね。

投資で課される税金額を減らすためにもできるだけ経費で計上することをおすすめします。

ここまでのまとめ

今回は投資にかかる税金の基礎的な知識や、代表な投資商品としてFXの課税方法と税金対策についてみてきました。

税金を考える際には難しい専門用語や数字が多く出てきてしまうので、少し面倒くさいと感じてしまうかと思います。

いくら面倒くさくてもしっかり対策をすることによって、投資でかかる税金額が大幅に下がることがあります。

投資で発生する税金を何とかしたいと考えているあなたも確定申告や経費を計上して税金対策することをおすすめします。





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