本には書いていないFX初心者がスイングトレードするコツとは
今回の記事ではタイトルそのままではありますが、FX初心者がFXでスイングトレードをするコツを紹介したいと思います。
この記事をご覧のFX初心者には、スイングトレードに関する様々な疑問やお悩みをお持ちだと思います。
「初心者がスイングトレードで勝つにはどうすればいい?」という方もいれば、「スイングトレードってそもそも何」という方もいると思います。
FX初心者がスイングトレードをするにはちょっとしたコツがいります。が、これはあまり本などには書かれていません。
そこで今回の記事では、そんなFX初心者の皆様にスイングトレードの魅力やコツをわかりやすく解説していきたいと思います。
スイングトレードは本当に良いのか?
まずFX初心者がスイングトレードという手法を取るのは果たしてよいことなのか?
スイングトレードとはそもそも一体どのようなトレード手法なのか?といったところから深めていきたいと思います。
スイングはどのような手法か
FX初心者の方もスキャルやデイトレといった手法を耳にしたことあるという方が多いと思います。
ですがスイングトレードというと、あまり耳馴染みがないかもしれません。
スキャルピングやデイトレードなどといった呼称は、取引期間の長さによって変わります。
それと同じく、スイングトレードも取引期間を表す言葉です。
スキャルは数秒~数分、デイトレは数時間~1日となっていますが、スイングトレードはそれより少し長い短期トレードというイメージです。期間としてはおおよそ数週間から数カ月です。短期トレードの中では最も長いスパンのトレードと考えればよいでしょう。
では、FXのスイングトレードには一体どのような特徴があるのでしょう。
スイングのメリットとデメリット
まずFX初心者がスイングトレードで取引を行うことのメリットを考えてみたいと思います。
- 時間がない人でも取引がしやすい
- 買いなら金利狙いの取引も可
- 少額からでも大きな利益が狙いやすい
最も大きな特徴は、勤め人の初心者の方も取引がしやすいということですね。
たしかにスキャルやデイトレのようなトレード手法は、日中画面の前に張り付いていないとできませんよね…。
またスワップ金利狙いのトレードもしやすいというのも特徴です。スワップ金利とは通貨の金利差によって得られる利益のことです。
為替差益と金利差益の双方から利益が得られるというわけですね。但し金利は場合によっては支払うこともありますので注意しましょう。
初心者の方にもう一つ嬉しいポイントは少額からでも大きな利益が狙いやすいということです。
スキャルやデイトレの場合は少しずつ利益を積み上げますが、スイングトレードの場合は比較的損益が大きくなります。少額からでも十分資産を大きくしていくことが可能です。
次にデメリットについても見ていきたいと思います。
スイングトレードにはメリットばかりでなく、デメリットもあります。FX初心者はデメリットもよく理解した上で実践するようにしたいですね。
デメリットをまとめるとざっと以下のようなポイントがあります。
- スキャルやデイトレに比べ為替変動のリスクを受けやすい
- 細かく刻んでいくのと違い利確を急いでしまいがち
- 24時間取引が続いているため安心できない
当然ながら保有期間は長くなればなるほどリスクに晒されることになります。これは最大のデメリットといえるでしょう。
またこれはFX初心者によく見られがちですが、スイングトレードでは利確を急いでしまいがちです。
これではせっかくのスイングトレードならではの、利益を大きくできるというメリットが損なわれてしまいます。
焦らず確実にやるのがスイングトレードのコツだといえるでしょう。
FXのスイングではレバレッジが勝敗の鍵を握る
FXのスイングトレードのメリット・デメリットについては十分理解できたのではないかと思います。
ただこのままでは「で、結局スイングトレードはいいの?よくないの?」と困惑される初心者の方もいると思います。
ここではメリットはそのままで、デメリットをできるだけ減少するコツをご紹介したいと思います。
FXのスイングトレードでデメリットを少なくするコツには次の3つのポイントがあります。
- 取引通貨単位を少なくする
- レバレッジをできるだけ高くする
- ゼロカット保証ありの業者を使う
それでは順に解説していきたいと思います。
第一のポイントとしては、取引通貨単位を少なくするということが大変重要です。
取引通貨量が大きくなれば、為替変動の大小に関わらず損益が大きくなってしまいます。
利益が出た時は大きいですが、それ以上に損失のリスクが高くなります。なぜならロスカットのリスクが高くなるからです。
ですが、取引通貨量を少なくしておけばそれほど大きな影響を受けません。
またレバレッジを高めに設定しておけば、証拠金維持率を高い水準で維持できます。ですので、さらにロスカットを受けにくくできます。
おっと、ロスカットや証拠金維持率がわからない?それでは少し説明をしておきましょう。
FXにはロスカットという制度があります。
これは現在の取引における含み損があなたの預けている資金に対してある一定の水準に達した時、強制的に決済を行うというものです。
名目上は大きな損失からトレーダーを守るというものですが、こちらからすればまだ認めたくない損失を無理やりに決済されてしまうのです。はっきりいって迷惑極まりない話ですね。
レバレッジを使うと、実際の資金より運用額を大きくすることができるので、証拠金維持率を高めることができるというわけです。
ちなみに初心者がレバレッジを高くするのは危険という人がよくいますが、実際には取引通貨量でしか損益は大きくなりません。
ですのでレバレッジを高くしたからとてリスクは大きくなったりはしません。
テクニカル指標はどれがいい?
FX初心者がスイングトレードを使用する際に使用するテクニカル指標はどれがいいと思いますか。
その答えはズバリ移動平均線とMACD、この二つだけです。
えっ、それだけでいいの?と思われる初心者の方もいらっしゃるかもしれません。ですが実際あれこれ使おうとしても迷いが多くてノイズになりやすいと思いませんか。
FXブログなどで一目均衡表を推奨するのをよく見かけます。ですがこのテクニカル指標、実はきちんとコツを理解して使うには1年くらい勉強する必要があるともいわれています。
コツを覚えて使いこなすのも難しいというわけですね。
ならいっそのこと使わずに、他のテクニカル指標だけで対応してしまった方がいいですよね。
実際テクニカル指標は移動平均線とMACDの二つだけで十分対応可能です。
移動平均線とは一定期間の平均データを折れ線グラフで表したものです。
使用するのは短期線と中期線の組み合わせで、5日線、20日線、75日線を用いるとよいでしょう。
MACDは相場の周期や売買のタイミングを捉えるために使います。
初心者も日足だけよく見ていれば勝てるようになる?
FX初心者がスイングトレードをやる上で、日足をしっかりみていくことは非常に重要です。
日足をよく見ておくだけでもある程度相場の値動きを捉えることができます。
FXではテクニカル分析の際、単純にパターンを読むだけでなく、直近の値動きに対して仮説を立てながら、大衆心理を予測することも大事です。
何事も日々の積み重ねが肝要だということですね。
今回のまとめ
ではここまでFX初心者のスイングトレードについて書いてきました。ポイントを振り返りたいと思います。
- スイングトレードは時間がない人や少額で大きな利益を狙いたい人におすすめ
- 他のトレード手法に比べてリスクが高い
- レバレッジをできるだけ高くして、取引高を小さくすると安全
メリット・デメリットの両面をよく理解した上で取り組むようにしましょう。