macdとは?FXの勝率を上げる
「FXはmacdを使うと稼ぎやすいっていうけど、本当なのか?できればFXでは、損失を出さずに利益を大きくしたい。」
と考えている人に向けた記事になっています。
近頃日本では、預金金利があまりにも低いため投資をする人がとても増えてきています。
特に、FXは少額から始めることが出来、スマートフォンでも取引が出来る手軽さが受けて取引する人はとても多い投資商品です。
サラリーマンの副業や、主婦の投資手段としても人気があります。
そんな人気のあるFX取引ですが、なかなか思ったように利益が出ないという人も多いのではないでしょうか。
そんな悩めるFXトレーダーに今回は、FXでmacdを使って稼ぐ方法について説明します。
そもそもmacdってなに?という方でも分かりやすくmacdについて理解出来るように説明しています。
これを読めばFXでmacdを使って利益を出すことが出来るようになりますので最後までお付き合いお願いします!
FXトレーダーが使うmacdシグナルとは?
まずmacdとは、テクニカル指標の1つです。
※テクニカル指標とは、株や為替などの取引に関するデータを指標化したものです。
テクニカル指標は、相場の転換点や相場の現況、将来を予測するために開発された指標で、テクニカル指標を理解すればFXの勝率を飛躍的に上げることができます。
テクニカル指標は、数多くありますが、macdは最も利用されているテクニカル指標の1つになります。
macdとは、Moving Average Convergence Divergence(移動平均収束拡散法)を略したもので、期間の違う2つの移動平均線を用いた指標です。
言葉がかなり難しいですね。ここまでをまとめると、
・macdはテクニカル指標の1つ
・テクニカル指標を理解することで勝率が上がる
・macdとは期間の違う移動平均線を使った指標
というわけです。macdの説明はFX初心者の方には難しいとは思いますので、表にしてまとめていきます。
次は、移動平均について説明します。
移動平均とは?
移動平均とは、株式の取引でよく使うテクニカル指標になります。
株式の取引を説明するサイトを見ると、よく5日移動平均線や50日移動平均線という言葉を聞くと思います。
移動平均線とは、一定期間の株価の平均値を線で結び付けたものを言います。
移動平均線を利用する意味は、現在の株価が一定期間の平均に比べてどの位置にあるか、株価の流れ、株価の流れが変わったのかなどを一目瞭然で知るためです。
ではmacdとは、異なる期間の2つの移動平均線を用いた指標と言いましたね?覚えていますでしょうか?
ただmacdで使う移動平均は、単純にその期間の平均値を線で結んだものではないのです。
macdで使う移動平均は「指数平滑移動平均」と呼ばれる、平均を取る期間のうち、新しい値ほど比重を高くしている移動平均です。
なぜ新しい値に比重を置いているかというと、新しい値ほど今後の株の動きに大きな影響を与えるといった考え方からくるものです。
期間の短い移動平均を、短期平均、期間の長い移動平均を長期平均と呼びますが、macdとは、短期平均の値から長期平均の値を引いた差のことを言います。
更にmacdの値を一定期間分単純平均したものをmacdシグナルと呼びます。
macdとmacdシグナルの推移を別にグラフ化して、その推移から、今後のトレンドをつかむために用いられます。
・移動平均線とは一定期間の値動きの平均値を線で結び付けたもの
・新しい値の方が重要になる
・macdの値を平均したものをmacdシグナルと言う。
サインを知るためのチャートの使い方
ではなぜこのmacdをFXで稼ぐために知っておくべきなのでしょうか。
それは、macdはトレンドの発生を教えてくれるテクニカル指標だからです。
トレンドの発生を知ることは、FXの取引においてとても重要になります。
トレンドの発生をいち早く知ることが出来れば、エントリーのタイミングを知ることが出来ますし、利益を伸ばすことも可能です。
また既にエントリーをしていて逆の方向にトレンドが発生しそうだ、ということを知ることが出来れば損切の決断も早く出来ます。
トレンドの発生を知ることは、FXの大原則である「利大損小」を実現することになるのです。
利大損小とは、利益は大きくして、損失は小さくするという意味です。しかし人間の本能はこの利大損小とは逆にあります。
つまり人間の本能に従って取引すると、利小損大になってしまうのです。
誰しも利益は逃したくないので利益が小さい段階で利益確定をしてしまい、逆に損失は確定させたくないので損切のタイミングが遅くなってしまいます。
macdは利大損小を実現させるために非常に重要な指標になります。
理屈で分かれば、利益を伸ばすことが出来ますし、損切りの決断も早くなります。
次の章では、macdの具体的な活用方法について説明していきます。FXで利益を出すには、macdの使い方をマスターすることはとても重要です。
テクニカル指標の設定方法、使い方と稼ぐ手法
先ほどの章で、macdとはどのようなものなのかについてまとめていきました。
この章では、macdの使い方と、macdを使った稼ぎ方についてまとめていきたいと思います。
まずmacdの設定方法から説明していきます。まずMT4で、macdを使うことをおすすめします。
※MT4とは、無料のチャートソフトのことで、様々なテクニカル指標を表示させることが出来ます。
macdの使い方ですがまず、MT4をダウンロードします。
MT4には、macdは標準搭載されています。macdをチャートに、表示させる方法は、
まず左上にある【表示】を推し、【ナビゲーター】というところをクリックします。
そうすると、【オシレーター】というものが出てくるので、このオシレーターからチャート上にドラッグします。
そしてmacdの設定画面が出てきます。短期EMA、長期EMA、macdシグナルの設定をします。
※EMAとは、指数平滑移動平均のことをいいます。(覚えなくて大丈夫です。)
基本的にソフトに入っている数字のまま取引をすることをおすすめします。
短期EMA、長期EMA、macdシグナルの後に、数字が入っているのですが、この数字は何かというと、ローソク足の本数を表しています。
例えば短期EMAが12だと、12本のローソク足になります。
1本のローソク足が1日になりますので、12本だと12日間の指数移動平均線になります。(チャートが日足の時は、1本のローソク足が1日になりますが、4時間足の時は、1本のローソクは4時間になります。)
一般的に、短期EMAと長期EMAの数字は倍、離すことをおすすめしています。設定の方法は、これでお分かり頂けたかと思います。
次に、macdの使い方について説明します。macdの使い方ですが、macdとシグナルを使って分析をします。代表的なmacdの使い方について2つ説明します。
シグナルの使い方
まず1つ目の、macdの使い方ですが、macdがゼロラインよりもどちらに位置しているかを確認することです。
macdが、ゼロラインよりも下に位置していれば、売られすぎのサインですし、逆にmacdがゼロラインよりも上にあれば買われすぎのサインになります。
macdは、ゼロラインにいきたがる習性があるので、現在の為替が買われすぎなのか、売られすぎなのかを知ることが出来るのです。
2つ目の、macdの使い方ですが、売買ポイントを知ることが出来ることです。買いポイントをゴールデンクロス、売りポイントをデッドクロスといいます。
ゴールデンクロスは、macdがシグナルを下から上抜けしたポイントです。デッドクロスはmacdがシグナルを上から下抜けしたポイントのことを言います。
macdは、ゴールデンクロス、デッドクロスがいち早く出ると言われていますので、macdを使うことによっていち早く、買いのポイント、売りのポイントを知ることが出来ます。
ゴールデンクロスやデッドクロスが出ると、しばらく相場はその方向に行くと言われていますので、FXでゴールデンクロス、デッドクロスを早く知ることは、FXで利益を出すために非常に重要な要素になります。
勘に頼ってのFXトレードではなかなかゴールデンクロスやデッドクロスを見つけることは難しいですが、テクニカル指標を使いこなせば比較的簡単にゴールデンクロスやデッドクロスを把握することが出来ます。
特にmacdは、ゴールデンクロスやデッドクロスを、早く教えてくれるので、理論が分かったらチャートを見て勉強するのが一番良いと思います。
FXで稼ぐためには、ゴールデンクロスやデッドクロスを掴むことが大切です。
まずは、macdでゴールデンクロスやデッドクロスを見つける訓練を実際のチャートで行いましょう。
FXで利益を出す大きな近道になると思います。
しかし良いことだらけのように見えるmacdですが、当然欠点もあります。次の章では、FXでmacdを使う欠点についてまとめていきます。
移動平均線の組み合わせによるサインだからこそのデメリット
macdの特徴や、macdの設定の仕方や使い方、macdを使った利益の出し方について今までまとめていきました。
この章では、macdの欠点についてまとめていきたいと思います。
優れたテクニカル指標のmacdですが、欠点もあります。欠点をしっかり把握しておかないと利益は出せませんのでしっかりmacdの欠点についても理解してください。
macdの欠点は主なもので3つあります。ひとつずつ詳しく説明していきます。
1.ダマシの動きに弱い
まず一つ目の欠点ですが、macdはダマシの動きに弱いことです。
ダマシの動きとは、相場が横ばいなのに、急に上昇相場や下落相場になったと思い、買いの注文や売りの注文を出しても逆の方向に相場が動いてしまう状況のことを言います。
そもそもmacdは、相場が強いかの弱いのかを把握するためにあるテクニカル指標です。相場が横ばいの時は、macdはうまく機能しないことがあります。
macdに頼って、トレードするときは相場が動いているときにしましょう。
相場に動きがないとmacdの機能を活かしきることは出来ません。
2.急激な為替変動に弱い
macdの2つ目の欠点は、macdは移動平均をベースにしているので、急激な値動きに弱いことです。
相場に動きがあるときは強いのですが、急上昇や急落には弱い欠点があります。何故なら、移動平均とはある期間の相場の平均を視覚化したテクニカル指標です。
相場の平均を計算してトレンドを探ることが主な機能のため、相場が急上昇することや急落することを想定していないのです。
相場の急上昇、急落には対応していないテクニカル指標であることを覚えておいてください。あくまでトレンドを知るために、macdはあるのです。
3.売買のタイミングが少し遅くなる
3つ目ですが、売買のタイミングが少し遅くなる欠点があります。macdは過去の平均を、元に算出しているのでわずかながら売買のタイミングが遅くなってしまうのです。
特に小幅なレンジ相場などの時には。あいまいな売買シグナルを出すこともあります。
macdはとても便利な指標ではありますが、すべてのテクニカル指標に言えることですが、万能なテクニカル指標はありません。
macdをきっかけに様々なテクニカル指標について使って独自ののテクニカル分析を行うことをおすすめしますmacdは数あるテクニカル指標の中でもおすすめ出来ることは間違いないです。
macdを使いこなしてFXでしっかり利益を出していきましょう。macdを使いこなすことは、FXで利益を出す近道になります。