トレード未経験者に必要な注文方法とは?

連先企画「そこが知りたい!トレードのコツと必勝法」の第二回と致しまして、今回の記事ではFX初心者のあなたが覚えておきたい通貨の買い方についてまとめています。
「FX初心者の自分でもできる通貨の買い方って何かあるの?」
トレードを行うにあたって、通貨の買い方を知りたいFX初心者のあなたはこのような疑問を抱いているのではないでしょうか?
通貨を売買して利益を出すFXは、まず通貨の買い方がわからなければ初心者といえどもトレードが始まりませんね。
そこで今回はFX初心者のあなたが覚えておくべき基本的な通貨の買い方を6つ紹介していきます。
ここでは6つの買い方を「入門編」と「応用編」の2つに分けて紹介しているので、FX初心者のあなたはまず入門編から覚えることをおすすめします。
目 次
まずFX初心者が知っておきたい3つの買い方~入門編

まず初めにFX初心者のあなたが知っておきたい基本的な買い方として、これから紹介する3つの買い方をそれぞれ紹介していきます。
・基本的な買い方である「成行注文」
・有利なレートを指定できる「指値注文」
・FX初心者は覚えておきたい「逆指値注文」
基本的な買い方である「成行注文」
FXを始める初心者のあなたがまず最初に覚えたい買い方は「成行注文」になります。
成行注文というのは「値段を指定せず現状のレートで通貨を売買する注文方法」です。
つまり買いたいタイミングで売買できるので、はじめてFXを行う初心者にとって最も簡単でスタンダードな買い方になります。
そんな成行注文が最も有効であるタイミングは、相場のトレンド発生時です。
トレンドというのは相場の方向性を表し、相場の上昇がしばらく続いているトレンドを「上昇トレンド」、下落がしばらく続いているのが「下降トレンド」といいます。
成行注文は発生しているトレンドに合わせて注文を行うのが一般的な買い方になります。
例えば上昇トレンドに合わせて「売り」注文をする、逆に下降トレンドに合わせて「買い」注文を行う、というのが成行注文の主な買い方です。
FX初心者のあなたはまず「成行注文」のような相場の流れに合わせた買い方をしっかり覚えることをおすすめします。
指定した相場でトレードできる「指値注文」
次にFX初心者覚えておきたい買い方は「指値注文」です。
指値注文というのは、「自分にとって有利なレートを指定して、そのレートになった時に初めて注文が成立する注文方法」になります。
例えば1ドル=100円のレートが1ドル=97円になったら「買い」注文を行うというのが指値注文です。
このように指値注文は「現状より良いレートで売り・買いがしたい」という場合に利用できる便利な買い方なのでFX初心者にもピッタリです。
それに指値注文は指定したレートに達しない限り注文が成立しないので、万が一予想に反してレートが動いても損がない買い方になりますね。
安定したトレードを行うためにもFX初心者のあなたは指値注文を上手く活用することをおすすめします。
必見!FX初心者は知っておきたい「逆指値注文」
入門編として最後に紹介する買い方は、FX初心者が最低限知っておきたい「逆指値注文」です。
逆指値注文というのは指値注文の逆なので、「自分にとって不利なレートを指定して売買を行う注文方法」になります。
どういうことかと言いますと、例えば現在のレートより価格が上がったら「買い」、下がったら「売り」というような買い方です。
ちなみに逆指値注文は主に損失を限定するために利用され、FX初心者だけでなく中~上級者も損失額を抑えるために逆指値を利用します。
例えば「1ドル100円より下落しそうだな」というときに、102円になったら「買い」注文を行うという逆指値注文を行っておきます。
すると万が一予想に反してレートが上昇してしまっても、102円に逆指値注文をしていたので、損失が少なく済みますね。
このように損失を抑えるためにも、FX初心者のあなたは逆指値注文をしっかり把握しておくことをおすすめします。
FX初心者が知っておきたい3つの買い方~応用編

ここまで、FX初心者のあなたが知っておきたい買い方の入門編として「成行注文」「指値注文」、「逆指値注文」の3つを紹介してきました。
これら3つを踏まえた上で、次にFX初心者向けの応用編としてこれから紹介する3つの買い方を見ていきます。
・「IFD(イフダン)注文」
・「OCO(オーシーオー)注文」
・「IFO(アイエフオー)注文」
新規注文と決済注文が同時にできる「IFD注文」
応用編として最初に紹介する買い方は「IFD(イフダン)注文」です。
IFD注文というのは「一度に2つの異なる注文を出して、最初の注文が成立したら2つ目の注文が自動的に発動される注文方法」になります。
新規注文と決済注文の2つを同時に注文できるIFD注文は「利益確定」と「損失限定」の2つの用途で活用することができるのでFX初心者にもおすすめです。
IFD注文の利益確定
IFD注文を上手く活用できれば、FX初心者がなかなかできない利益確定が自動でできるようになります。
どういうことかと言いますと、例えば1ドル100円で「買い(逆指値)」を行う注文と同時に、1ドル110円で「売り決済(指値)」という注文も出しておきます。
このようにIFD注文は決済注文も同時にできるので、100円から110円に上がったときに自動で差額10円分の利益を得ることが出来ます。
IFD注文を行うことによって自動で利益を確定できるので、FX初心者のあなたも一定の利益を出しながら安定したトレードを行うことが出来ますね。
IFD注文で損失限定
IFD注文は、FX初心者のあなたが知っておきたい損失を限定するリスク管理テクニックにもなります。
例えば1ドル100円のときに、102円になったら「買い決済(逆指値)」、98円になったら「売り決済(逆指値)」というように注文します。
すると予想通り102円になって2円分の利益が出ましたが、そのあとすぐに96円にまで下がってしまいました。
しかし98円で「売り」で決済を行う注文をしていたので、損失額は-2円分に抑えることが出来ます。
このようにIFD注文の買い方をしっかり使えるようになれば、FX初心者のあなたも利益確定や損失限定を自動でできるようになりますね。
指値注文や逆指値注文が同時に出せる「OCO注文」
2つ目に紹介するFX初心者が覚えておきたい買い方は「OCO(オーシーオー)注文」です。
OCO注文というのは「一度に2つの注文を同時に出して、どちらかの注文が成立(決済)したらもう1つの注文が取り消しになる注文方法」になります。
つまり状況に応じて注文内容を使い分けることができるので1つの注文を「利益確定」に、もう1つを「損失限定」のために注文できる買い方になります。
例えば現在1ドル120円だったとして、FX初心者のあなたはこれから相場が上昇していくだろうと予想しました。そこで逆指値注文を利用して1ドル122円で新規の「買い」注文を行いました。
ここで利益をしっかり確定するために1ドル125円になったら「売り(指値)」というOCO注文。
そして損失を限定するために1ドル121円になったら「売り(逆指値)」というもう1つのOCO注文を行いました。
すると予想通り1ドル125円になった時には「売り」注文が発動するので+3円分の利益で決済を行えます。
一方、万が一予想が外れて大きく下落しても、121円で「売り」という注文を行っているので損失額は-1円分で済みますね。
OCO注文は一度に利益確定と損失限定の両方を注文できる買い方なので、安定してトレードを行いたいFX初心者にもピッタリな買い方だと言えますね。
多くのトレーダーが愛用する便利な「IFO注文」
最後にFX初心者のあなたに紹介するのは、「IFO(アイエフオー)注文」です。
IFO注文というのは先ほど紹介した「IFD注文」と「OCO注文」を合体させた買い方で、「IFD注文が成立した後に、自動でOCO注文が発動する注文方法」になります。
IFD注文は「新規注文」と「決済注文」が同時に可能。OCO注文では「決済注文」が2つ同時に可能となっているので、IFO注文ではそれらを合わせた3つの注文(新規注文と2つの決済注文)が出せる買い方になります。
つまりIFO注文では「新規ポジションの発注」と「利益確定」、「損失限定」の3つを自動で行える注文方法だと言えます。
例えば現在の為替レートが1ドル100円だったとして、FX初心者のあなたは1ドル99円で「買い(指値)」注文を新規で発注しました。
それと同時に「利益確定のために1ドル104円で売り(指値)注文」と「損失限定のために1ドル98円で売り(逆指値)注文」の2つの注文も発注します。
これによって予想通り1ドル104円まで上昇すれば、売り注文が発動するので+5円分の利益が確定できます。
一方予想に反してレートが下落してしまっても、1ドル98円の売り注文が発動するので損失は-1円分に抑えることができます。
IFO注文は新規の注文から利益確定や損失限定も一度に自動でできる買い方なので、こまめにレートをチェックできない方やFX初心者の方おすすめです。
6つの買い方のまとめ
ここまでFX初心者のあなたが覚えておきたい通貨の買い方として、入門編と応用編でそれぞれ3つずつ紹介してきました。ここでFX初心者のあなたに紹介してきた6つの買い方を、改めてもう一度まとめてみます。
FX初心者が絶対覚えておきたい買い方~入門編~
・FX初心者は覚えておきたい王道の「成行注文」
・有利なレートを指定できる「指値注文」
・不利なレートを指定できる「逆指値注文」
FX初心者が知っておきたい買い方~応用編~
・FX初心者が使いこなしたい「IFD注文」
・状況に応じて2つの注文を使い分けられる「OCO注文」
・一度に3つの注文が可能な「IFO注文」
それぞれ異なる特徴があり、どれもFX初心者が覚えておきたい買い方になります。
FX初心者のあなたは入門編として紹介した「成行」、「指値」、「逆指値」の3つの買い方をまずしっかりとマスターすることをおすすめします。
注文方法を覚えたあなたは、次にFX初心者でもできる手法を知るべきです。