初心者が陥りやすいポジポジ病
FX初心者の方が負けてしまう1番多い原因にポジポジ病が挙げられます。
それなのにポジポジ病を理解しているFX初心者の方は少ないです。
ポジポジ病はとても無駄な病気です。ただFX初心者の方ならだれでもなる可能性があるのです。
できるだけ被害者をなくしてあげたいという思いでこの記事を書きました。
この記事では、ポジポジ病になってしまったFX初心者を幾度も見てきた当サイト管理人がポジポジ病を徹底解説していきます。
もちろんなぜポジポジ病になるFX初心者が多いのか、ポジポジ病の対策はなんなのかも紹介していきます。
FX初心者の方も、まだトレードしたことがない方にも是非読んでいただきたい記事です。
FXのポジポジ病とはポジションを持ちすぎること
では早速「ポジポジ病ってなに?」といった疑問を持っている方に答えていきます。
ポジポジ病とは、“無駄にポジションを持ちすぎる”ことです。
ポジションを持つということは、取引中の注文があるということですよね。なのでたくさん注文しなければポジポジ病にはなりません。
FXは数打てば当たるような投資ではありません。なのになぜたくさん注文してポジポジ病になってしまうトレーダーがいるのでしょうか。
1度聞いただけだと、あまり実感が沸かないと思います。
しかしポジポジ病にはいまこの記事を読んでいるあなたもなってしまうかもしれません。
実際に当サイト管理人である私は、ポジポジ病になりかけた過去があります。
ポジポジ病の被害者を増やさないためにも、原因を知り対策方法も紹介していきます。
なぜポジションを持ちすぎる?トレードの気持ちが原因
FX初心者の方はポジポジ病の説明を聞いても、
「自分がなるわけない。」
と思う方も多いですが、実際にFX初心者がなりやすい病気ということは事実です。
なぜFX初心者はポジポジ病になりやすいのでしょうか。
たくさん儲けたい
「損するためにFXを始めよう!」
と考える方はこの世にいないと思います。FXを始めた誰しもが利益を出したくてFXを始めましたよね。
稼ぐ気持ちは悪くありませんが、注文だけたくさんしてたくさんのポジションを持つと危険です。
稼げる額が何倍にもなる可能性もありますが、損失も何倍になる危険性があるのです。
またポジションをたくさん持つと、一体これがどういうポジションでいつエントリーしたのかわからなくなってしまいますね。
自分でエントリーしたのに、その取引を管理できていないのは致命的です。
それに加え最初から大きな利益を出そうとするのはあまりオススメできません。
ポジポジ病の犠牲者になってしまう可能性が高くなってしまいます。
負けたくて負けているわけではありませんが、勝とうとしても負けてしまうのがFXの世界です。
負けを取り戻したい
たくさん儲けたいに似ていますが、負けを取り戻そうと必死になるとポジポジ病の犠牲者になります。
FXは感情に流されず、冷静にチャートを分析してトレードするのがオススメです。
1度の負け分はポジションをたくさん持たなくても、冷静にトレードしていれば心配はありません。
「お金がないから利益を出したい。」
「負けた分をすぐに取り戻さないと。」
と感情が混ざってしまうと負けてしまいます。
感情をトレードに混ぜると、ポジポジ病の原因になります。
冷静にチャートを分析すれば自然と損はなくなります。相場で勝負するFXはそういうものです。
予想が適当になってしまう
ポジポジ病になると、冷静にチャートを見ることができなくなります。
「ここで注文すれば儲かる!」
と根拠のない自信をもってトレードすることは非常に危険でポジポジ病の原因になります。
チャートを見ていると、トレンドがありそうに感じチャンスと思ってしまうことがあります。
チャートは長い目で見なければなりません。
どうしても早く利益を出したいと考えているなら、FXはやるべきではありません。
今稼いでいるトレーダーもみんな失敗して負けた経験があるからこそ今稼いでいるのです。
FXを始めたばかりのFX初心者が稼ぎたいと思うことは普通のことです。
ですが気持ちだけが先回りして、チャンスではない場面をチャンスと思い込んでしまうのは危険ですね。
相場は絶対です。感情で動くような代物ではありません。トレーダーは相場に対して素直になるべきなのです。
ポジポジ病の原因まとめ
ここまで読むとまだFXを始めていない方でも、
「あれ、自分もポジポジ病になる可能性はあるな。」
と思ってしまう方もいますよね。
そこで次はポジポジ病にならないためにFX初心者であるあなたはなにをすべきかを紹介していきます。
トレード方法を変えれば克服できる?対策方法を紹介
FXはチャートが命です。ファンダメンタル分析でFXを行う方もいますが、稼いでいるFXトレーダーはチャートを見るテクニカル分析でFXをしています。
ここではチャートを見てトレードしている方の対策方法を紹介していきます。
スキャルピングでトレードしない
ポジションをたくさん持つ方の多くはスキャルピングという、超短期トレードをしています。
注文した時はすぐに決済するつもりでもなかなか損切り・利確できず、ポジションがただ多くなってしまうのです。
スキャルピングでトレードしないことは、チャートを見ると注文してしまうというポジポジ病になる原因の対策にもなります。
株などの他の投資はスキャルピングができないので、ポジポジ病になることはありませんし株ならポジションを持っている方が安全という場合もあります。
スキャルピングは秒単位での値動きで争うので、FX初心者がやりたくなりますがオススメのトレード方法は違います。
ずばりFX初心者はデイトレードで取引すべきです。いやFX初心者でなくてもデイトレードがオススメなのです。
なぜなら1番分析しやすく、稼ぎやすいトレードだからです。
デイトレードなら朝にエントリーして夜に売ることが多いので、1日にたくさんの注文をすることはないでしょう。
トレード記録をつける
FXで利益を出す方法とも重なりますが、トレード記録をつけることでどれだけ自分がポジションを持っているかわかります。
そして”ポジションをたくさん持っても利益が大きくなるわけではない”ことに馬鹿でも気づきます。
トレード記録をつけることで、どの場面で注文したときが利益につながり、いつ無駄なポジションを持ってしまったのかが明確になります。
自分の勝ちパターンがわかるので、稼げるトレーダーになれるのです!
そう考えると1回はポジポジ病になって、どういう注文が利益になるかを知ることも今後のFXトレードでメリットがあるのかもしれませんね。
最初に決めた損切りラインを守る
FXは損切りが1番大事と言われるくらい損切りは重要です。
FX初心者の頃は私も損切りは苦手でした。FXを始めたばかりだとなかなか損を認められないです。
ただ絶対に逆指値注文で損切りラインを設定すべきです。
損切りをしないとポジションは増えます。1番良い価格で決済できなかったとしても悔やむ必要はありません。
FXは冷静に行うトレードです。後悔なんてしている場合ではないのです。
必勝法を知る
FXには必勝法なんてないと思われがちですが、ちゃんとした資金があれば負けない方法はあります。
そんな負けたくない、ポジポジ病になりたくないと考えている方はこちらの記事を読んでみてください。
チャートを見たからってトレードしなくていい
当たり前のことですが、チャートを見たからって絶対トレードしなければならないわけではありません。
まだポジポジ病を経験していない人から見れば、なにを言っているんだと思う方もいると思います。
しかしポジポジ病になると、チャートを見るといつでもチャンスに見えたりするのです。
またFX初心者の方は「FXを始めたのだからエントリーしないと!」と考えてしまうことが多いです。
ところが、稼いでいるFXトレーダーは注文しないことのほうが多いです。
値動きが予想できないときや値動きが少ないときは注文しないようにしましょう。
1週間トレードしないときだって普通にあるんですよ。
明らかにトレンドが来ていてチャンスだと思ったときでしか取引しないようにしましょう。
この4つを守ることができれば、ポジポジ病から治すことができます。
気持ちを入れない、冷静にトレードする
ここまで読めばポジポジ病について理解できたと思いますし、ポジポジ病がどれだけトレードに悪影響かもわかったと思います。
FXでは気持ちが原因で負けてしまう方がたくさんいます。
・たくさん稼ぎたい
・損を取り返したい
FX初心者の方なら誰しもがこの気持ちを理解できます。
ただトレードは気持ちで上手くいくものではありません。
自分でチャンスだと思っても、冷静にチャートを見るとチャンスではないこともあります。
相場は素直です。自分の取引に自信を持つことは大切ですが、
1.冷静にチャートを見る
2.冷静にエントリーする
3.自分の管理できるポジションだけ持つ
4.売り時になったら売る、損切りするときはルールに従う
この4つの行動をするだけで勝つFXトレーダーになります。
気持ちに左右されないFXトレーダーになりましょう。
ポジポジ病に関するまとめ
ポジポジ病とは”ポジションを無駄に多く持ちすぎること”。
FX初心者は特にポジポジ病になりやすい傾向があります。
原因としては
・お金をたくさん儲けたい
・損を取り返したい
・適当に注文してしまう
の3点が挙げられます。どれもFX初心者に多い傾向がありますね。
ポジポジ病の対策・治療法としては
・スキャルピングで取引しない
・トレードの記録をつける
・チャートを見てもトレードしない
の3点が挙げられました。スキャルピングとは注文から決済までの時間が1分ほどの超短期トレードでしたね。
トレード記録をつけることによって、利益が出る取引が明確になり無駄にポジションを持つことはなくなります。
何度も何度も取引していると記録することがめんどくさくなりますね。
またFXを始めたからと言って、チャートを見て絶対にトレードしなければいけないというわけではないです。
結局ポジポジ病の対策方法としては
「冷静にチャートを見る。自分の気持ちを入れない。」
ことが大切です。