最もよく使用される10のFX基本用語
当コンテンツではFXの基本用語について解説しています。
FXを始めようと色々と調べていても、FXの基本用語がわからないことにはなかなか前に進みませんよね。
またその基本用語について調べていても、さらにその説明がわからずに行き詰ってしまうなんてこともしばしば…。
基本用語がわからないまま闇雲にFXを始めても、基本用語を知らないせいで損しているのではないかと不安になるかと思います。
実際やはりFXの基本用語が理解できていないと、知識にもかなり差が出ますので当然トレード成績は芳しくない結果となりがちです。
当コンテンツではこれさえ押さえておけばFXでも損しないという、超重要基本用語を10個紹介します。
できるだけ優しく解説していますので、FXが初めてという初心者の方も理解できる内容となっているはずです。
目 次
取引でよく使う基本用語ロングとショートとは?
FXの基本用語には英語がたくさん出てきますね。
たとえば取引注文の際も買い注文のことをロング、売り注文のことをショートと呼んだりします。
おっと、買い注文や売り注文の意味がわからない?それでは説明しましょう。
FXは変動する為替差益で儲ける投資商品です。例えば100円で買ったドルが、110円で売れれば10円の儲けですよね。
売りの場合はこれとは反対に先に高く売っておいて、後で安く買い戻します。110円で売って、100円で買い戻すといった具合です。
1ドル100円でロングとは、1ドル100円で買い注文したことを意味します。 1ドル100円でショートとは、1ドル100円で売り注文したことを意味します。
これをさらに省略してL、Sとする場合もあります。
また買い注文後にそのまま保有している場合をロングポジションと呼び、売り注文後にそのまま保有している場合をショートポジションと呼びます。
この基本用語を知っているだけで、一端のトレーダーとして扱ってもらえます。「ポジション」という基本用語の意味については次でもう少し詳しく紹介します。
取引中の持ち高を意味する基本用語「ポジション」
FXの基本用語として次に紹介するのがポジションです。 ポジションとは、取引中の持ち高を意味するFXの基本用語。
つまりFXで買ったり、売ったりしてからまだ決済をしていない状態。
日本語では建玉(たてぎょく)といったりしますが、英語でいった方がカッコいい基本用語ですね(笑)
例えば100円で1000通貨買い、次に110円で1000通貨買い、今度は105円で1000通貨売りを入れます。
これで買いポジション2つと売りポジション1つの合計3つのポジションを保有していることになりますね。
あれ?買って、売ったらポジションなくなるんじゃ?と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
が、買ったポジションを売る(決済する)のと売り注文を入れるのは全然意味が違います。
ポジションはそれぞれが独立した取引として区別されるのです。
プラマイが発生しないことを「スクエア」という
スクエアは英語通りの意味では「真っすぐな」「正方形」「直角な」となる基本用語です。
FXでは注文をすべて決済し、保有中の持ち高がない状態にすることをスクエアと基本用語で表します。
また、保有中の買いと売り、それぞれの持ち高がプラマイゼロの状態もスクエアといいます。
pipsというFXの単位について理解しておく
pipsはFXの取引で用いられる単位です。
いくら儲けたか、あるいは損したかという場合にもpipsは用いられますし、注文価格を指定するような場合にも使います。
円を使えばよさそうなものなのになぜpipsなのか。
それはFXは二国間の通貨で取引するため必ずしも円だけで表せないところがあるのです。
たしかにどのような通貨間でも共通の単位で為替レートを表せればわかりやすいですよね。
pipsを円に換算すると、1円が100pipsとなります。
例えば利益計算するときの計算式は、
「為替レート×取引通貨単位×獲得pipsとなります。」
トレードの目標を立てたり、トレードルールを定めたりするのにも便利です。
覚えておくと便利なFXの注文方法「指値注文」
次はFXの注文方法に関する基本用語です。
それは指値注文です。
指値注文を利用すると自分があらかじめ設定しておいた金額で自動で買いや売りの注文をしてくれます。
例えば100円で買いの指値を入れておけば、放っておいても注文を確定させてくれます。
これとは逆にいくらになったら決済する(売る)という指定をするのが逆指値注文といいます。
この指値と逆指値注文はどちらも頻繁に使われますので、併せて覚えておくと便利です。
値がすべった!「スリッページ」とは?
指値を入れたはずなのに指定した値とは、違う値段で注文が通ってしまうことをスリッページと呼びます。
例えば100円で指値注文を入れたのにもかかわらず注文が完了した時には101円になってしまっていることもあります。
なぜこのスリッページが発生するかと言いますとこれには2つ理由があります。
一つはFX 業者のシステムの障害によるものです。もう一つは流動性が低いことにより起こるということが考えられます。
これはどういうことかと言いますと、FX では必ず買い手と売り手の両方がいて取引が成立します。
これを相対取引と呼びます。このスリッページを回避するにはまずシステム障害の少ないFX 業者を選ぶことと流動性の高いメジャーの通貨ペアで取引するようにすると良いでしょう。
「ナンピン」ってなんだ?
次に紹介する基本用語は「ナンピン」です。
ナンピンは玄人向きの手法でして成功すれば効果は抜群ですが、失敗すれば大きな痛手を負う少々リスキーなテクニックです。
ですが基本用語というくらいですから、割とメジャーなトレードテクニックなので覚えておいて損はないでしょう。
ナンピンとは、現在保有中のポジションで
買い、または売りで注文した後に決済せずに保有している状態で損失がでてしまった時に、更に注文を入れることをナンピンと呼びます。
ナンピン(難平)の言葉の由来は、「難を平にする」から来ています。
、損失(難)が出ているのを元に戻す(平にする)という意味です。
例えば、米ドル/円を100円で買った後に相場が90円に下がればマイナスが出ます。
その状態で、更に米ドル/円を90円で同じ数を注文します。
その後、相場が95円に上がれば、マイナスだったものがプラスマイナスゼロとなります。
FXの基本用語「窓」ってなんのこと?
ローソク足チャートで、前日と今日の一部は重なるはずが空白ができている空白部分を窓と呼びます。
原因としては、週末の金曜日から週明けの月曜日の取引開始までの間は取引が停止されている状態なので、月曜になって大きく相場が変わってしまっているときにこういった現象が起きてしまう。
「ガラ」ってなんだ?
相場が急落することをガラと言います。
チャートが急落すると長く下に伸びるので、その絵がナイアガラの滝ににているので、ナイアガラから取ってガラと呼ばれるようになりました。
他には「落ちてくるナイフ」などと呼ばれたりもします。
以上がFX初心者が知っておくべき用語でした。