超低金利の中で賢く稼ぐには?
このコンテンツではマイナス金利のメリット・デメリットや、マイナス金利に強いおすすめ投資商品をまとめています。
マイナス金利が導入されたことによって銀行にお金を預けておくだけでなく、自分で資金を運用する「投資」に注目が集まっています。
このコンテンツを読んでいるあなたもマイナス金利が導入されたことを受け、自分に合った投資商品で投資を始めてみようと考えているのではないでしょうか?
そこで今回はマイナス金利の基本情報やメリット・デメリットを解説したうえで、マイナス金利に強い投資商品を紹介していきます。
そもそもマイナス金利とは?
マイナス金利というのは文字通り「金利がマイナスになる」ことをいいます。
マイナス金利は、民間銀行が日本銀行に持つ一部の当座預金にマイナスの金利を付ける政策になります。
マイナス金利の導入によって民間銀行は日本銀行にお金を預けると損をしてしまうので、融資やローンなどで他へお金を回すことになるわけです。
ではこのマイナス金利は私たちの家計や投資を行う際にどのような影響を与えるのでしょうか?ここから詳しく見ていきましょう。
家計への影響やメリット・デメリット
マイナス金利が導入されたことは、家計にとってメリットにもデメリットにもなります。
ここではマイナス金利によって発生するメリットとデメリットをそれぞれ見ていきます。
メリットは住宅ローンの利率が低下する
マイナス金利が導入されたことによる最も大きなメリットは住宅ローンの利率が低下することです。
日本国債の金利水準が下がることによって、それと連動する住宅ローンの金利も低下する可能性があります。
実際に10年固定型の住宅ローンなら「1%前後」、途中で金利が変わる変動型の住宅ローンなら「0.5%前後」で借りることが出来ます。
以前にはこの利率が4%前後もあったので、マイナス金利の導入以降大幅に利率が低下しているのがわかりますね。
マイナス金利による住宅ローンの利率低下は、マイホームを買おうと考えている方には良いメリットになると言えます。
デメリットは銀行預金が不利になる
マイナス金利が導入されたことによるデメリットは、銀行預金が不利になることです。
この政策の導入前は「年利0.02%前後」が一般的だったに対し、マイナス金利が導入後の現在では「年利0.001%前後」となっています。
例えば導入前に100万円を預け入れていたとすると、100万円の0.02%として約200円を貰うことができていました。
しかし0.001%となってしまった現在では、100万円を預けていてもわずか10円の利息しかもらえません。
このようにマイナス金利の現在、銀行預金をすることで損をするわけではありませんが、決して良い利率とは言えませんね。
マイナス金利に強いおすすめの投資先を大公開
このような状況を踏まえて、最近では自分で資産を運用する「投資」が注目を浴びています。
しかし投資と言っても「どの投資商品がマイナス金利強いのか」、そして「どの投資商品が自分に向いているのか」がわからないかと思います。
そこでここでは、マイナス金利に強いおすすめ投資商品としてこれから紹介する3つの投資商品を詳しく紹介していきます。
- 投資信託
- FX(外国為替証拠金取引)
- 株式投資
投資信託
投資信託というのは、簡単にいうと「自分で投資をする代わりに専門家に投資を任せる投資商品」になります。
投資信託では、その人の目標利益や運用期間を考慮した上でいくつかの投資商品に分散して投資を行います。
例えば「日本株式」、「外国株式」、「日本国債」、「外国国債」の4つに分散して投資を行います。
分散して投資を行うことによって、一度に大きな損失を出してしまう確率を抑えることができるのでリスク回避にもなりますね。
国内の株式や債券以外に、海外の株式などの投資商品で資産を運用できる投資信託は、マイナス金利の影響を受けにくいおすすめの投資商品だと言えますね。
FX(外国為替証拠金取引)
次に紹介する投資商品は、最近サラリーマンや主婦からも高い人気がある「FX」になります。
FX(外国為替証拠金取引)というのはForeign Exchangeの略をいい、2つの通貨を売ったり買ったりしてその差額が利益になる投資商品です。
よくわからないという方のために簡単に説明しますと、2つの通貨で両替を繰り返し、その両替した時の為替レートの差額が利益になります。
例えば1ドル100円の時に1万ドル分(100万円相当)を買い、1ドル105円になった時にそれを「円」に戻せば、差額5円×1万ドル分として5万円が利益になります。
このように2つの通貨で両替を繰り返すことによって損益を出す投資商品になります。
ちなみにFXで得ることのできる利益はここで紹介した「為替レートの差益」の他に、「スワップポイント(金利差益)」があります。
スワップポイントというのは、トレードしている2つの通貨の金利差を利息として貰えるものです。
例えば高金利通貨の「豪ドル」と低金利通貨の「円」でトレードを行っていた場合、この金利差を利息として毎日貰うことが出来ます。
つまりマイナス金利によって「円」の金利が低くなれば、その分金利差が広がるのでより大きなスワップポイントがもらえますね。
株式投資
最後に紹介するのは、最も有名な投資商品でもある「株式投資」になります。
株式投資というのは、企業が発行する「株式」を売買することによって利益を得る投資商品になります。
興味がある企業や馴染みがある企業などからも選ぶことが出来るので、投資初心者も始めやすい投資商品だと言えますね。
ちなみに株式投資で利益を得る方法は、先ほど紹介した「値上がり益」の他にも「株主優待」や「配当金」があります。
株主優待制度がある企業の株式を購入すれば、その企業の独自商品やサービスなどの特典を貰うことが出来ます。
もう1つの配当金というのは企業が稼いだ利益の一部を株主へ支払うもので、国内の平均的な配当は年に2%前後となっています。
配当が受け取れるタイミングは企業によって異なりますが、一般的に年に1~2回になります。
マイナス金利が導入されて不安定な状況でも配当金などで安定した収入を得られる株式投資は、おすすめの投資商品だと言えますね。
筆者イチオシの投資商品はFX!
ここまでマイナス金利に強いおすすめの投資商品を紹介してきましたが、「結局一番良い投資商品はどれなの?」と思う方もいるかと思います。
そこでここでは、筆者イチオシの投資商品として「FX」をおすすめします。
主に外貨を扱うFXではマイナス金利の影響を受けにくい点やマイナス金利を有利に使えるスワップポイントの利息がもらえる点は他の投資商品にはない大きな魅力になります。
他にも投資信託や株式投資にかかる手数料に比べて、FXにかかる手数料は圧倒的に少なく済みます。
投資信託や株式投資にかかる手数料は「売買手数料」や「口座開設費」、「信託財産留保額」など様々な手数料がかかってしまいます。
一方のFXでは「スプレッド」と呼ばれる通貨の「売値」と「買値」の差額のみが手数料としてかかります。例えば「米ドル/円」のスプレッドは、一般的に片道0.3銭~0.7銭程度で済みます。
コストを抑えて投資を始めてみたいという方や、マイナス金利の影響を利用してお得に投資を始めたいという方はFXがピッタリだと言えますね。
ここまでのまとめ
今回はマイナス金利の基本的な知識やメリット・デメリット、そしてマイナス金利に強いおすすめの投資商品を紹介してきました。
今ではマイナス金利が導入されて1年が経ちますが、これがいつまで続くのかはまだ決まっていません。
マイナス金利の状況下の中で賢く稼ぐためにも、今回紹介したFXなどの投資商品を活用していくことをおすすめします。