必見!FX初心者向け重要用語を厳選紹介
このコンテンツでは初心者がまず押さえておきたいスプレッドやロスカットなどの基本的且つ重要なFXの用語についてまとめています。
FXには色々な用語辞書がありますが初心者のあなたがそれを逐一覚えていくのはとても骨の折れる作業だと思います。
初心者のあなたには難解に思えるかもしれないFX関連の基礎用語ですが、実は本当の意味で初心者が覚えるべき用語は5個から10個くらいしかありません。
そこで今回のコンテンツではFX初心者がまず覚えておきたいFX業界における基本的な用語についてまとめてみました。
このコンテンツで紹介する用語を覚えるだけでFX初心者がまず押さえておきたい用語の8割を覚えたことになります。
目 次
「レバレッジ」はFX初心者がまず押さえたい重要用語
FX初心者が最初に覚えるべき重要な用語は「レバレッジ」という用語です。
レバレッジという用語は、自分が用意した準備金を担保により大きな規模のトレードを行うことができるFX独自の仕組みを意味しています。
FX初心者はこのレバレッジという用語を理解することがFX関連の用語の理解のはじめの1歩になります。
レバレッジという用語の基本的な使い方に関しましてもこれからFX初心者のあなたに向けて説明していきます。
レバレッジと必要証拠金の関係を把握しておく
レバレッジを利用するにはFX口座に担保金の役割を持つ証拠金を預け入れる必要があります。証拠金の中でも特に鍵になるのは、希望する規模のトレードを行う際に必要になる必要証拠金です。
必要証拠金がいくらであるかは、「取引数量(いくら分のトレードか)÷レバレッジ=必要証拠金」という計算方法を使えば分かります。
例えばFX初心者のあなたが「1ドル=100円」の時に1万ドルのトレードを行う場合、必要証拠金の額は4万円になります。(1万ドル×100円÷25=4万円)
FX初心者のあなたがレバレッジを使いこなすためには、必要証拠金という用語と必要証拠金の計算方法を正しく理解することは欠かせません。
当サイトにはFX初心者のあなたがレバレッジを使う際に気を付けておきたいポイントや注意点をまとめているコンテンツもあります。レバレッジをしっかりマスターしたい!というあなたはこちらをどうぞ。
トレード状態を意味する「ポジション」とは?
FX初心者が実際にトレードをする際に「ポジション」という用語がたびたび出てきます。
ポジションというFX用語は「注文が通り外貨を保有している状態」を意味しており、ポジションを保有している間は損益が確定しません。
頻繁に使用されるこのポジションの意味について初心者にもわかりやすく説明してみたいと思います。
含み損と含み益という用語を理解する
FX初心者のあなたがポジションを持っていると損益が仮発生することがあります。
ポジションを保有している時に仮発生する損失は「含み損」、仮発生する利益は「含み益」とは言われています。
FX初心者の方はここで紹介した「含み損」と「含み益」という用語も正しく理解する必要があります。
特に含み損とは、これから紹介する「塩漬け」が発生する原因になるのでFX初心者はポジションというFX用語と合わせて理解したほうが良いでしょう。
有効なリスク回避法「損切」
「塩漬け」という用語は含み損を確定せずに放置し続けることを指します。
塩漬けは損失を認めたくないFX初心者がよくやってしまうことですが、含み損を放置すると結果として損失が広がってしまいます。
FX初心者が塩漬けによってFXで大きな損失を出さないために心がけておきたいのが損切りという手法です。
損切りは含み損による損失を抑えるために早々にポジションを決済することを意味する投資用語です。
損切りを上手に使うことは、塩漬けを防ぐことになるので初心者はポジションという用語と合わせて損切りという用語もチェックしておきたいですね。
よく初心者が直面する「ロスカット」とは?
ここではFX初心者の方のために「ロスカット」というFX用語を詳しく紹介していきます。
FX業界でロスカットという用語は一定額以上の損失が発生すると強制的に決済することを意味しています。
初心者の方にはしばしば損切りとも混同されがちなこのロスカットという用語ですが、強制的に行われるという意味で損切りとは性格が全く異なります。
ロスカットという用語がどのタイミングで発生するかについては「証拠金維持率」というFX用語と合わせて初心者のあなたに向けて説明していきます。
ロスカットと証拠金維持率
そもそも証拠金維持率というFX用語は、FX口座内の証拠金の残高が必要証拠金の何%あるかを示すFX用語です。
ロスカットの発生タイミングを表す証拠金維持率はFX業者によって異なりますが、多くのFX業者は100%~50%に設定しています。
初心者がロスカットを回避するためには証拠金維持率の計算方法について正しく理解しておく必要があります。証拠金維持率の詳しい計算方法についてもこちらで紹介します。
必要証拠金を算出する際に使う計算式は
「有効証拠金÷必要証拠金×100」
になります。(※有効証拠金というのは全体の証拠金から含み損・含み益を差し引いた資金のこと)
例えばあなたのFX口座には10万円の証拠金があるとします。
1ドル100円のときにレバレッジ25倍で1万ドル(100万円相当)のポジションを持った場合の必要証拠金を求めていきます。
取引量÷最大レバレッジ=必要証拠金という式になるので、
1万ドル(100万円相当)÷25倍=4万円
となりますね。
そしてこのケースでは含み損がないと仮定すると、有効証拠金は10万円のままになります。
これらを先ほどの計算式に当てはめると、現段階での証拠金維持率は「10万円÷4万円×100=250%」となりますね。
仮にFX初心者のあなたが開設したFX口座のロスカット発生タイミングが「証拠金維持率50%以下」の場合、証拠金維持率が現在の250%から50%以下になった時にロスカットが執行されます。
FX初心者がロスカットを防ぐためには、証拠金維持率という用語の意味と計算方法を理解することは欠かせません。
証拠金維持率という用語をはじめて聞いたという初心者の方は今この瞬間覚えてしまうことをおすすめします。
用語の中でも「スプレッド」はFXでは最も大切な1つ
ここでは初心者がまず覚えておきたい重要用語の1つである「スプレッド」という用語について説明していきます。
なぜこの「スプレッド」という用語が初心者にとって重要かと申しますと、FXのコストに直結するからです。スプレッドという用語の意味は「買値と売値の差額(実質の手数料)」です。
最初から資金の多い初心者の方もいらっしゃるかもしれませんが、初心者の内は安定的な利益を出すまで時間がかかるのでコストはおさえるに越したことはありません。
スプレッドは初心者がFX業者を選定する上での基準となるので、必ず意味を理解しておかなければなりません。
ちなみにスプレッドは「固定スプレッド」と「変動スプレッド」と2種類の用語に分かれます。
固定スプレッドという用語は、スプレッドの幅が固定されていることを意味する用語です。
原則としてスプレッドが変動しない固定スプレッドはスプレッド総額の管理がしやすいので初心者に人気があります。
一方で変動スプレッドという用語はスプレッドの幅が変動することを意味します。
一般的に変動スプレッドは固定スプレッドよりもスプレッドの幅が狭いですが、スプレッド総額の管理がしにくいのでFX初心者との相性はいまひとつです。
比較でわかる各FX業者のスプレッド
FX初心者の方はコストを低く抑えるためにもなるべくスプレッドが狭いFX口座を開設した方が満足のいく結果につながります。
そこでここでは狭いスプレッドを提供しているFX業者の中でFX初心者に人気がある会社を一覧にしてみました。
FX業者名 | 「ドル/円」のスプレッド |
---|---|
GMOクリック証券 | 0.3銭 |
DMMFX | 0.3銭 |
SBIFXトレード | 0.27銭 |
マネーパートナーズ | 0.3銭 |
FXプライム | 0.6銭 |
この表で紹介したFX業者の中で特に注目に値するのがSBIFX トレードです。
表を見ると明らかだと思いますが、米ドル/円のスプレッド単価は0.27銭と他の4社よりも低い水準になっています。
スプレッドの狭いFX業者をお探しでしたらSBIFX トレードは口座開設業者の筆頭候補になると思います。
このように同じ初心者であってもスプレッドという用語の意味を知っているか知らないかで大きく差がつくわけですね。
続いては初心者が取引をする際のリスクとリターンに関わる用語「取引通貨単位」について紹介します。
初期資金額を決めるのに役立つ用語
初心者がFX業者を選んだり、トレードを始める前に必ず覚えて欲しい用語があります。それは「最低取引通貨単位」という用語です。
「最低取引通貨単位」という用語はトレードに取り組む際の最低発注単位数を表しています。
この用語は取引の損益に対するリスクとリターンに関係するとても重要な用語です。
この用語をよくわからずにトレードをしているとリスク管理ができていないということになりますね。
例えば取引通貨単位が千通貨であれば、1円のマイナスで1000円損失ですが、1万通貨であれば1万円の損失です。
この用語が初心者のあなたにとっていかに重要な用語であるかよくわかると思います。また別の視点からも見てみましょう。
例えば初心者のあなたが「1ドル=120円」のレートの時に最低取引通貨単位が1万通貨のFX業者で米ドル/円のトレードに取り組むとします。
このケースですと日本円に換算すると120万円の金額である1万ドル単位で発注をかけることになります。
最低取引通貨単位は業者によって異なるので初心者の間は最低取引単位が低いものを探すのが定石です。
最低取引単位数が低くて初心者のあなたとの相性が抜群の業者についてはこれから紹介していきます。
最低取引通貨単位からみるFX初心者におすすめのFX業者
さて取引通貨単位という用語の意味については十分ご理解いただけたと思います。
取引通貨単位という用語解説はこれくらいにして、最低取引通貨単位が低くFX初心者におすすめのFX業者を紹介していきます。
その業者とはズバリ「SBIトレードFX」と「マネーパートナーズ」です。
特に前者の「SBIトレードFX」は1通貨から通貨の売買に取り組めるので初心者にぴったりなFX業者です。
後者の「マネーパートナーズ」は最小取引単位数を100通貨にしているのでSBIFXトレードと同様にFX初心者に人気があります。
FXの英語の業界用語pipsやロングショート、ロットなど
FXにはよく英語の業界用語が出てきます。スプレッドやロスカットもそうですが、例えばpips(ピップス)やlong short(ロングショート)、lot(ロット)などといった具合です。
「英語は嫌い」というFX初心者にはなかなか苦痛かもしれません。が、どれも重要なFX業界の用語ですので、FX初心者のあなたも必ず覚えなければなりません。
ここではFX初心者が覚えるべき英語のFX業界用語について一つひとつ見ていくことにしましょう。
為替レートの単位を意味するpips
FXではpipsという用語がよく登場します。FX初心者にはあまり馴染みがない用語かもしれません。
これは為替レートに関するFX用語でして、「30pipsの利益」とか「10pipsの損失」といった形で使用される用語です。
「何円儲けた」とした方がわかりやすいのに何故pipsという用語をわざわざ使用するのか。
FX初心者ならこのように思われるかもしれません。
ですがFXというのは外貨同士の通貨ペアを売買する投資です。外貨同士をどちらか一方で計算すると色々な弊害がおきます。
そのためこのようなFX用語を使用しているというわけですね。FX初心者もこういった用語を積極的に使っていくことで自然と覚えるようになります。
「買い」と「売り」を意味するロングショート
次のFX用語は「ロングショート」です。まだFXの取引経験のないFX初心者にはわかりにくいかもしれません。
ロングショートという用語は「買い」と「売り」を意味するFX用語です。
FX初心者の方もこの用語を積極的に使えば、プロトレーダーのようにふるまえるかもしれませんね。
買いの場合はロング(long)、売りの場合はショート(short)といいます。ドルを買う場合はドルロングといったりなんかもします。ぜひ初心者のあなたも使ってみてください。
注文数を意味するのがロット
ロットという用語はFX初心者でも何となく聞き馴染みのある用語ではないでしょうか。ロットというとFXに限らずよく使われる用語で商品の基本注文本数を意味します。
先に最低取引通貨単位について説明しましたが、ロットというのは基本の注文本数を意味するFX用語です。
例えば1000通貨取引の場合に、3ロット注文すれば3000通貨となります。またこれが1万通貨取引で5ロット注文したとすれば、5万通貨となります。
ちなみに基本1万ロットで最低取引通貨単位が千通貨の場合は0.1ロットとして注文します。FXの取引でよく使われる用語ですので覚えておきましょう。
注文時と違う価格で約定されてしまうのがスリッページ
FX初心者が取引をする際に知っておきたい用語として「スリッページ」という用語があります。
スリッページは注文時と実際に約定された時の価格に差が生じることを意味するFX用語です。
FX初心者がなぜこのスリッページという用語を理解しなければならないのか。
それは、用語の意味を知らずにスリッページに遭遇するとなぜ注文価格と違う約定価格なのか理解できずパニックになるからです。
FX初心者の方はスリッページに動揺することなく冷静に取引が行えるようしっかりこの用語の意味を理解しておきましょう。
初心者のあなたはなぜスリッページが発生するのか理解できますか。一つはシステムのトラブルが考えられます。
FX業者のシステムの遅延等で処理が遅れてしまうのです。
自身に落ち度があったならまだしも業者のシステムのせいで損をさせられては初心者からすればたまったものではありませんね。
ただしスリッページは必ずしも悪いレートに当たるのではなく、より有利なレートで取引が成立することもあります。
いずれにせよFX初心者はスリッページが起こり得るということも想定して取引に臨むのがよいでしょう。
初心者には難しい?平均取得単価を下げるナンピン
こちらはFX初心者にはまずおすすめしないテクニックを表す用語です。
その用語はナンピンと呼ばれます。この用語は、平たく言えば取引で含み損を抱えている状態でさらに資金を突っ込むというやり方です。
FX初心者におすすめしないならわざわざそのような用語を教えなくてもよさそうなものですよね。
ではなぜFX初心者に向けてこの用語を解説するかと申しますと、FX初心者がナンピンに手を出して大損を被る事例が後を絶たないからです。
大損と聞くとおそれおののいてしまうFX初心者も少なくないのではないでしょうか。
ではFX初心者にナンピンがなぜ危険なのか、ナンピンという用語の意味について解説していきましょう。
ナンピンは自分の相場予測が外れ、思惑とは反対に相場が動いた時に買い増しをおこない平均取得単価を下げることを意味する用語です。
含み損が出ているのにさらに買い増すというのは、経験の少ないFX初心者にとってとてもかなりリスキーなやり方ではないでしょうか。
例えばドルを100円の時に1万通貨買ったとします。
その後1ドルが90円に下がってしまします。ここで敢えてさらに1万通貨を買いまします。するとどうなるでしょう。
最初に買った1万通貨 + 後に買った1万通貨 ÷ 合計保有通貨 =平均取得単価
@100×10000 + @90×10000 ÷ 20000 =95円
平均取得単価を5円下げることに成功しました。もし相場が持ち直せば利益が拡大します。
ですが、当然ながらこのナンピンに失敗して、相場が下がり続ければ損失が拡大します。
ここまでナンピンという用語をFX初心者に向けて解説してきたのはこのようなリスクがあるためです。
もしこのナンピンという用語の意味を十分に理解した上でFX初心者のあなたが実践されたいというのでしたら、ロット数は低めに設定されることをおすすめします。
基礎的な理解がFX初心者のトレード結果を決める
今回紹介した基礎用語はFX初心者のあなたがFXで結果を出すためにもまず最初に押さえておきたい5つです。
経験の浅い初心者の場合、基本的な用語を理解せずにトレードに取り組むとほぼ100%の確率で負けてしまいます。
「用語を覚えるのは面倒だし大変・・・・」と思う初心者の方もいるかもしれませんが、基本的な用語を理解するだけで失敗リスクが減ります。
用語の理解は費用対効果が抜群に高いので現在FX初心者のあなたは面倒くさがらずに地道に基礎用語を覚えておくことをおすすめします。
ここで紹介した最低限の基本用語を覚えるためにも、FX初心者はある程度勉強する必要がありますね。
当サイトにはFX初心者のあなたがこれらの基本用語を効率よく勉強するためにおすすめしたい勉強法をまとめたコンテンツもあります。
自分に合った勉強方法でしっかりFXについて学びたいあなたはこちらもどうぞ。