まずFX初心者が意識するべき基本知識って?
このコンテンツでは、初心者のあなたがまず押さえておきたいトレードの基本知識についてまとめています。
最近注目を浴びているFXはチャートなどを用いた戦略的な手法で利益が得られる投資商品として、投資初心者から高い人気を得ています。
しかしFXは基本を踏まえていない投資初心者がいきなり初めて利益をあげられる程甘くはありません。
FX初心者のあなたが利益を得るためには基本知識を備え戦略を立てることが必須です。
そこでここでは、FX初心者が備えておきたい6つの基本知識を紹介しています。
ここで紹介する初心者向けの基本知識を理解すれば、FX初心者のあなたもより戦略的な手法でFXのトレードができるようになります。
目 次
基本的にレバレッジを高くした方が手法としてはよい
FX初心者がきちんと備えておきたい基本知識として、まずは基本の「き」から勉強していきましょう。
まず、「基本的にレバレッジが高い手法は危険ではない」ということです。
ここでわざわざ「基本的に」と前置きする意味については後程詳しく紹介します。
少ない投資で大きな運用ができるレバレッジは、FX最大の魅力といっても過言ではなく、初心者に人気の理由の一つともなっています。
そんな魅力的なレバレッジですが、やり方によっては大きなリスクになるともいわれています。これが先ほど「基本的に」と前置きした理由です。
例えば、1ドル=100円で現在の資金が20万円あり1万ドル(100万円分)の取引をしたい場合を考えます。
本来であれば、レバレッジ5倍での取引を行うことになります。
もし、100万円分買い1ドル=99円になった場合、1万円の損失になります。
この時、レバレッジ25倍で500万円の取引を行っていた場合損失もさらに5倍となり、5万円の損失となります。
これだけ見ると、リスクが高まり危険なように感じます。(もちろん、勝った場合のリターンも多くなります)
しかし、口座残高を4万円に減らしてレバレッジ25倍で1万ドルの取引を行った場合はどうでしょう?この時、上と同じように1ドル=100円が99円になった場合の損失額は1万円です。
このようにレバレッジ25倍で1万ドル分の取引した損失額は資金20万円でレバレッジ5倍の取引をした場合と同じです。
つまり何が言いたいかと言うと、リスクが大きいのは高いレバレッジではなく取引量の多いトレードだということです。
これが「基本的に」レバレッジが危険でないと前置きした理由です。
ただ、基本的にレバレッジが危険でないと言っても高いレバレッジによって取引量を増やしてしまうとリスクが高まるので気を付けましょう。
FX初心者はマイナーな通貨ペアを避ける
次にFX初心者が押さえておきたい基本は、「FX初心者は基本的にマイナー通貨ペアには手を出さない」です。
FX初心者がいざトレードを始めようとするとき、どの通貨でトレードを行うべきか悩む方が多いのではないでしょうか?
FXで利用する通貨は、人気が高く流入数も多い「メジャー通貨」と流入数が少ない「マイナー通貨」基本的にこの2種類となります。
メジャーやマイナーと言われてもよくわからないと思うので、FXの世界で「メジャー・マイナー」と言われている基本通貨を一覧にまとめてみました。
メジャーな基本通貨 | マイナーな基本通貨 |
---|---|
米ドル(USD) | 南アフリカランド(ZAR) |
ユーロ(EUR) | メキシコペソ(MXN) |
ポンド(GBP) | トルコリラ(TRY) |
円(JPY) | 香港ドル(HKD) |
豪ドル(AUD) | ノルウェークローネ(NOK) |
このようにマイナーな通貨ペアには、クローネやリラといったFX初心者の方があまり聞きなれない通貨が多いかと思います。
ちなみにFX初心者の方は「米ドル/円」や「ユーロ/円」といった、メジャーな基本通貨ペアでFXに取り組むのが基本となります。
メジャーな通貨ペアには「流入数が多い」という特徴があります。
流入数が多いと言うことは、多くの人が通貨の両替を行っているということになります。
そのため、常に通貨を売りたい人も買いたい人もいるということになり、基本的にスプレッドの変化が小さいということになります。
そのため、急激な値動きがないため初心者にはおすすめです。
一方のマイナーな通貨ペアは「流入数が少ない」ためスプレッドが広くなってしまい、FX初心者の方に不向きです。
FX初心者のあなたは、基本的にまずメジャーな基本通貨ペアを利用してトレードを始めることをおすすめします。
初心者もまずチャート分析から戦略を立てる
次に紹介するFXの基本は「FX初心者はチャートを分析して戦略を立てる」ことです。
FXのチャートと聞くといくら基本だといっても「FX初心者には難しそう…」と思うかもしれません。
ですが、FX初心者の基本的なチャートについては初心者の内から慣れておきたいものです。
そこでここでは、FX初心者のあなたがチャート分析を行うために知っておきたい基本知識とチャートの分析手法を見ていきます。
チャート分析手法の基本!「ローソク足チャート」
まずFX初心者が覚えたいチャート分析手法の基本用語は、「ローソク足チャート」になります。
ローソク足チャートというのは、ローソク足が連なってできたチャートのことをいい、相場を予測していく上で最も基本となるチャートです。
ちなみにローソク足チャートには、ある一定期間で区切られた相場が一目でわかるもので、上下にヒゲがついたローソクのような形をしています。
ローソク足チャートには始値より終値が高いことを表す「陽線」と、逆に始値より終値が低いことを表す「陰線」があります。
それぞれ上下に高値と低値を表すヒゲがあり、ローソク足チャートを見るだけで相場がどのような動きをしているかがわかります。
FX初心者はまず、基本となるローソク足チャートをしっかり把握しておくことをおすすめします。
トレンドが一目でわかる「移動平均線」
FX初心者が知っておきたい、もう1つの基本チャート分析手法は「移動平均線」というチャートです。
移動平均線というのは相場の動きを棒状に表したチャートで、基本のローソク足チャートと組み合わせることによってトレンドが一目でわかります。
トレンドには相場の上昇を表す「上昇トレンド」と、下落を表す「下降トレンド」の基本にはこの2つのトレンドがあります。
例えば移動平均線が上向きに伸びており、ローソク足チャートが移動平均線より上に推移している場合に上昇トレンドが発生します。
上昇トレンドの始まりに「買い注文」をして、トレンドが最大まで伸びた時に「売り注文」をすれば大きな利益が見込めますね。
このようにローソク足チャートと移動平均線を組み合わせることによって、FX初心者のあなたもトレンドを予測することが出来ます。
ポジションを持ったら基本的に損切りを行う
ここで紹介するFXの基本は、FX初心者が大きな負けを防ぐために覚えておきたい「損切り」という手法です。
損切りはFXの中でも基本中の基本といっていい手法です。
損切りは持っているポジションに含み損が発生した時、その含み損が大きくなる前に自分で決済して損失額を抑えてしまうという手法です。
どういうことかといいますと、例えばFX初心者のあなたが1ドル100円のときに1万ドル分(100万円相当)のポジションを持ったとします。
その後レートが変動し1ドル97円になった場合、100万円相当だった1万ドルは97万円相当になります。
この時点で、あなたのポジションの含み損は3万円ですね。損切りはこの含み損が3万円以上になる前に決済することになります。
FX初心者のあなたもリスク管理の基本である損切りを徹底すれば、大きい損失を防ぐことができますね。
苦手とするFX初心者も多いこの損切りですが、基本的にこれができないFX初心者はFXでは絶対に勝てません。
なぜならFXの取引は絶えず利確と損切りを繰り返しており、勝敗のトータルで利益を出すのが基本だからです。
これができないFX初心者は為替市場でカモにされるだけです。FX初心者の内はこの基本原則をしっかりわきまえてトレードに励みましょう。
ゼロカットがあるFX口座を開設する
最後に紹介するFX初心者が押さえたい基本は、「ゼロカットがあるFX口座を選ぶ」ことになります。
ゼロカットというのは証拠金以上の大きな損失が発生した場合に、その不足分をゼロにリセットしてくれる仕組みになります。
例えば15万円の証拠金に対して20万円の損失額が発生した場合、ゼロカットがあれば不足分の5万円をゼロにしてくれます。
大きな損失が発生してしまってもトレーダー側の負担はないので、FX初心者の方でも安心してトレードに取り組むことが出来ますね。
5つの「きほん」知識のまとめ
今回はFX初心者がまず押さえておきたい5つの基本的なポイントを紹介してきました。ここまで紹介してきた5つの基本を改めて確認してみます。
- 高いレバレッジではなく、基本的に取引量に気を付ける
- 基本的にマイナーな通貨ペアは避ける
- チャートを分析してトレンドを把握する
- ポジションを持ったら必ず損切り設定をする
- FX初心者はゼロカットがある海外業者を利用する
FX初心者のあなたが安全にトレードに取り組むためにも、ここで紹介した5つの基本をしっかり把握しておくことをおすすめします。