トレード未経験者が覚えておきたいチャート分析方法
このコンテンツではFX初心者が勝つために覚えておきたいテクニカル分析をまとめています。
「テクニカル分析ってどんなのがあるの?」
「FX初心者でも使えるの?」
このコンテンツを読んでいるFX初心者のあなたはこのような疑問をお考えではないでしょうか?
現にFXを始めようとしても、「ローソク足」や「テクニカル指標」などFX初心者には小難しそうな用語がたびたび出てくると思います。
今ではFXを始めてしばらく経つ私も、FX初心者の頃はテクニカル分析って難しそうだな…と思っていました。
そんな中FX初心者でも扱えるテクニカル指標があると聞いて実践してみたところ、FX初心者の私でも非常に安定して利益を出せるようになりました。
そんな気になるあなたのためにも今回は、FX初心者が勝つために覚えておきたいテクニカル分析を紹介していきます。
目 次
FX初心者がまず押さえたい相場分析方法
FXを始める初心者がまず覚えておきたい分析基準は「テクニカル分析」です。
テクニカル分析はチャート上の分析のみで相場を予測できるので、FX初心者だけでなく中・上級者まですべてのトレーダーが基準にしている分析方法です。
これからテクニカル分析の基本的な読み方や使い方、状況に応じてFX初心者でも活用できるテクニカル指標を紹介していきます。
基本的なテクニカルチャートの表示方法と見方を学ぶ
最初のFX初心者向け入門講座として、チャートを予測するにあたって基本となる「ローソク足」について紹介していきます。
そのうえで実際のトレード画面でチャートを表示する手順や、トレードでよく使う基本的なテクニカル指標を紹介していきます。
まず「ローソク足」の読み方を把握する
FXのチャートを見ると上下に線が入った白と黒の四角い図形が並んでいます。
この四角い図形をFXの世界では「ローソク足」といい、この図からわかるように、チャートを予測するための多くの情報が詰まっています。
ローソク足には始値より終値が高いことを表す白い四角の「陽線」と、逆に始値より終値が低いことを表す黒い四角の「陰線」の2種類に分かれます。
陽線と陰線にはそれぞれ高値と低値を表すヒゲが上下にあり、ある一定期間の最高値と最低値を表示します。
FX初心者の方はテクニカル分析の基本である「ローソク足」が何を表しているのかを把握することがポイントです。
チャート画面でテクニカル指標を表示してみる
FX業者のトレード画面では、メニューからテクニカル指標ボタンを押すと多くのテクニカル指標を表示させることが出来ます。
先ほど紹介したローソク足がいくつも並べられた状態のローソク足チャートのような基本のものから専門的なテクニカル指標まで使うことが出来ます。
次に紹介する「移動平均線」はFX初心者がトレンドを把握するために最も重要なテクニカル指標です。
勝つためにはトレンドの把握が最優先
FXでは相場の方向性を表すことを「トレンド」といいます。トレンドには相場が大きく上昇する「上昇トレンド」とその逆の「下降トレンド」の2種類があり、FX初心者が勝つためにはこのトレンドの把握が欠かせません。
FX初心者がトレンドを把握するために役に立つのテクニカル指標に「移動平均線」と「パラボリック」の2つがあるので、それぞれ紹介していきます。
「移動平均線」を利用してトレンドを判断する
トレンドを把握する上で最も重要なテクニカル指標である「移動平均線」は、売買のタイミングを表す相場の上昇・下降が一目でわかる指標です。
移動平均線は一定期間で区切られており、一般的には5日・10日・13日・21日・25日・50日・90日・200日の中から使います。
移動平均線はローソク足と組み合わせることによって上昇・下降トレンドを予測することができるので、それぞれ紹介していきます。
上昇トレンドを予測する
上昇トレンドは移動平均線が上向きに伸びており、ローソク足チャートが移動平均線より上に推移している場合に発生する可能性があります。
上昇トレンドが始まった時に「買い」注文をし、上昇トレンドが最大まで伸びた時に「売り」注文をすると大きな利益を出すことが出来ます。
下降トレンドを予測する
下降トレンドの場合は上昇とは逆に、移動平均線が下向きでローソク足チャートが移動平均線より下に推移している場合になる可能性があります。
下降トレンドは上昇トレンドとは反対に
トレンドが始まったら「売り」注文をし、最大まで落ちる時に「買い」注文を行うのが一般的です。
FX初心者がトレンドを予想する時に役に立つテクニカル指標には移動平均線以外にも、「パラボリック」というテクニカル指標があります。パラボリックについてはこれから紹介していきます。
FX初心者でも判断できる「パラボリック」を活用する
FX初心者が扱えるもう1つのテクニカル指標が「パラボリック」です。
パラボリックは上昇・下降トレンドを点線で表すテクニカル指標で、売り買いのタイミングがより明確にわかるようになっています。
パラボリックは前の値段を大きく超えていくような大きいトレンドに強く、損益確定タイミングがわかるのでFX初心者にも役に立つ指標です。
注意点として、パラボリックは上昇・下降が小刻みで大きな変動がない局面には活用できないので注意が必要です。
注文するタイミングを見極めるテクニカル指標とは?
ここまで講座内容で、FX初心者が知っておきたい「ローソク足」の見方や「トレンド」の把握を紹介してきました。
ここからはFX初心者がどのタイミングでポジションを持つべきかを把握するために役に立つ指標を紹介していきます。
根拠のない注文はFX初心者によくある失敗のもと
FX初心者によくありがちなのが、なんとなくポジションを持って失敗してしまうことです。
例えば値が下がったのでなんとなくお買い得感が出て思わず注文した結果、さらに値が下がって失敗。
逆にここまで上がってきたらもう上がらないだろうと自己判断で注文をして、更に上がって失敗しまうなどをよく耳にします。
このような「根拠のない注文」をしてしまうことによって、多くのFX初心者は負ける確率を大幅に上げてしまいます。
ではFX初心者が適切なタイミングで注文するためにはどうすればよいのでしょうか。
実はFX初心者でも適切な注文のタイミングを見極めることができるテクニカル指標として「MACD」があります。これから「MACD」について紹介していきます。
注文タイミングを明確にするテクニカル指標「MACD」
FX初心者が注文をするタイミングを見極めるために役に立つのが「MACD(マックディー)」です。
MACDは移動平均線より「直近の数値を重要視した」テクニカル指標となっており、一般的に「シグナル」というテクニカル指標と併用して利用します。
シグナルとはテクニカル分析から導きだされたチャートの予測のことをいい、MACDと組み合わせることによって注文のタイミングがわかります。
一般的に注文をするタイミングは、MACDがゼロより下でシグナルを下から超えて行ったときに「買い」注文をします。
一方でMACDがゼロより上で、シグナルを上から突き抜けたときに「売り」注文をします。
このようにMACDとシグナルを利用することによって、FX初心者でも一目で注文タイミングがわかるようになります。
レンジ相場でFX初心者が利益を出す2つのコツ
次にFX初心者がレンジ相場で利益を出すテクニカル指標として、「ボリンジャーバンド」と「RSI」の2つを紹介していきます。それぞれ1つずつ見ていきます。
「ボリンジャーバンド」を使えばレンジ相場でも勝てる
そもそもレンジ相場とは一定の値幅で上昇・下降が均衡している状態の相場をいいます。
大きな変動がなく、売り・買いのタイミングがわかりづらいレンジ相場に役に立つのがここで紹介する「ボリンジャーバンド」というテクニカル指標です。
ボリンジャーバンドとは統計学をもとに作られた指標で、中心線の上下に1標準偏差(1σ=シグマ)、2標準偏差(2σ)のバンドを利用したチャートです。
ボリンジャーバンドを利用した売買のタイミングは+2σのバンドに到達した時点で、レンジ相場の上限と判断して「売り」になります。逆に-2σのバンドに到達すると「買い」を行います。
大きな変化がなく判断がしづらいレンジ相場でも、ボリンジャーバンドを活用すればFX初心者でも利益を出すことが出来ます。
FX初心者は「RSI」という指標を把握してトレードを行う
もう1つのレンジ相場に役に立つのが「RSI」というテクニカル指標です。RSIは値動きの幅を「%」で表したものなので、FX初心者にもわかりやすいテクニカル指標です。
一般的に高値の上限と低値の下限を「80%・20%」や「70%・30%」に設定して使い、それぞれの%に近くなったら売り・買いを行います。
FX初心者にも扱える「ボリンジャーバンド」と「RSI」はレンジ相場に強いという特徴がりますが、急激に発生するトレンドに弱いという欠点もあります。
FX初心者の方はボリンジャーバンドなどレンジ相場向けのテクニカル指標だけに頼らず、様々な状況を想定してトレードを行うことをおすすめします。
講座内容のまとめ
ここまでFX初心者が覚えておきたいテクニカル分析方法と様々な指標を紹介してきました。今回紹介したテクニカル指標の中でも、特にFX初心者にとって重要なのは、「移動平均線」です。
移動平均線はテクニカル分析の中でも最も基本であり、重要な指標です。FX初心者の方はまず移動平均線をしっかり把握して、状況に応じたテクニカル指標を活用することをおすすめします。
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