FXの7大リスクとその回避手段7カ条

FX7大リスク

リスク管理が勝つための秘訣

当コンテンツは、FXを低リスクで始めたいという人向けにFXのリスクとその回避手段について紹介しています。

FXを始めたいけどリスクが気になる。家族や知人がFXを始めたみたいだけどリスクが心配…。このような不安をお持ちの方はたくさんいらっしゃるかのではないでしょうか。

FXも投資の一つですから当然リスクがつきものです。ノンリスクの投資は存在しません。ですが「備えあれば患いなし」といわれるように、リスクヘッジさえできていればリスクを最小限におさえることはできます。

リスク管理は回り回ってFXの利益に繋がっています。大損をこかない、負けないということは即ち勝つということですから。

まずはFXにはどんなリスクがあるのか。これをしっかりおさえていきましょう。

①強制決済によりFXの損失が確定させられてしまう

FXの「ロスカット」という仕組みをご存知でしょうか?ロスカットはFXの取引において最も身近にあるリスクといえます。

ロスカットを説明するには、まず「証拠金」について簡単に触れておく必要があります。

FXで取引を始めるには、FX会社に対し証拠金と呼ばれる担保を差し入れなくてはなりません。どのFX会社であっても証拠金を入金するまでは一切取引を行うことはできません。

FX会社はそれぞれに独自のロスカットルールというものを定めています。これは取引通貨ペアの含み損が、証拠金の一定割合に達した時点で強制決済するというものです。

証拠金以上の損失から投資家を守るというのが建前なのですが、投資家からすれば一方的にゲームオーバーを通告されるようなものです。

まだこれから持ち直すかもしれないのに、一時的な値動きによって決済されるのですからたまったものじゃありませんよね…。

②指定した価格と違うレートで約定させられる

FXの取引で売買が成立することを「約定」といいます。

FXの取引をしていると、注文または決済をした時に指定した価格とは異なる価格で約定させられてしまうリスクがあります。

これを「スリッページ」または「値段が滑る」などといいます。

少額取引の場合であれば、少々の誤差があってもそれほど問題ないかもしれません。ですがこれが取引通貨量の多い取引の場合だと…。ほんのわずかな誤差が大きなリスクにつながることもあります。

③マイナー通貨だと約定できないこともある

これはFXに限らず投資全般にもいえることですが、流動性が低いと取引中の通貨が決済できなくなるリスクがあります。流動性とは取引のしやすさを表しています。

FXの取引は必ず売り手と買い手がいて成立します。ある通貨を保有中に、その通貨を買いたいと思っている人がたくさんいればいつでもその通貨を売ることができます。

ところがその通貨を買いたいと思っている人が少なければ、なかなか保有中の通貨を売ることができません。

そうこうしている間にFXの取引による損失が膨らんでしまうこともあります。

マイナー通貨ペアで取引している場合は特にこういった傾向が強いです。このようなリスクを投資の世界では「流動性リスク」と呼んでいます。

④サーバーの不具合で注文や決済ができない

FXはインターバンク市場と呼ばれるオンラインの仮想空間で取引します。株取引のように物理的な取引所は存在しません。もちろん電話で取引注文をするようなこともありません。

投資家はPCやスマホなどの端末を用いてFX会社のサーバーにアクセスし、注文や決済などの取引を行います。このように取引はインターネット上ですべて完結します。

ここで問題になるのがサーバーの安定性です。何らかの原因でサーバーにとてつもない負荷がかかると、処理速度が落ちたりダウンしたりするリスクが考えられます。

サーバーの不具合により発生した損失補償は、不具合の程度とFX会社の器量により対応が異なります。最悪の場合、約款の内容によって損失補償の範囲と認められない場合もあります。

⑤紛争などにより為替相場が急変動する

地政学的リスクについても触れておきたいと思います。地政学的リスクとは、文字通りその地域における政治、軍事、経済状況などが起因し引き起こされるリスクです。

代表的なものとしては国家間の紛争やテロといったものがあげられます。

例えば2001年9月11日に起きたアメリカの同時多発テロ事件では、急激なドル安円高になりました。当時ドル円で取引をしていた人の中には、かなりの損失を被った人もいるかと思います。

また最近では北朝鮮やシリア情勢のことがニュースになると、株価の売りが先行し急激な円高となる傾向があります。

このようにFXでは地政学的な要因も大きなリスクとなり得るわけです。

⑥経済ショックや国家の金融破綻などによるリスク

サブプライムローン問題やリーマンショックに始まり、ここ10年くらいの間にも様々な経済ショックがありました。リーマンショックの時はドル円相場で30円以上もドル安円高が進みました。

1万通貨保有していただけで30万円、10万通貨なら300万、100万通貨なら…。考えるのも恐ろしいですね。

またいわゆる後進国と呼ばれるような国の通貨で取引されている場合、国家そのものが金融破綻を起こすリスクもあります。

このような場合は、買いと売りのどちらかが先行するため約定できないことがあります。またロスカットが間に合わないことも多く、最悪出資金以上のマイナスを出すリスクがあります。

⑦FX会社が破綻してしまうリスク

経済ショックの時にFXの取引をしていなかったとしても、経済ショックの煽りを受けて利用中のFX会社が破綻しまうリスクがあります。

記憶に新しいのは2015年のスイスフランショックです。この時UKアルパリグループであったアルパリジャパンが、親会社と共に破綻しました。

またかろうじて破綻の危機は免れたFX会社も巨額の損失を被る結果となりました。

利用中のFX会社が破綻した場合、最も恐ろしいのは口座残高が出金できないことです。

FX会社が顧客資産の保全管理をどのように行っているかによっては、そうやすやすと出金ができないことも考えられます。

ちなみにアルパリジャパンのケースでは、顧客からの預かり資金に関してはすべて返金処理されたとのことでした。

FXの7大リスクを軽減する管理方法

さてここまでは、FXの7大リスクについて紹介してきました。

ここまでお読みいただいて、FXにはどのようなリスクがあるのかということについては十分ご理解いただけたかと思います。

続いてここからは「FXの7大リスクを軽減する管理方法」と題しまして、FXのリスクをどのように軽減するかについてお話していきます。

資金を投入しすぎない

まずきちんとしたリスクヘッジを考えるのであれば、資金を投入しすぎないことが大切です。

例えば1万通貨で運用している時に1円の値動きがあったとしても、1万円の損失で済みます。これが100万通貨で運用している場合ならいっきに100万円の損失です。

またスリッページがあった場合には誤差範囲に収まらないリスクをはらんでいます。

もちろん資金総額が数十億円あり、それくらいのリスクは取れるというのであれば話は別ですが…。
そうでないのであれば、あまり大きくはり過ぎないことが賢明です。

主要通貨ペアで取引する

FXの主要通貨ペアといえば米ドル円、ユーロ円、英ポンド円、豪ドル円、NZドル円、ユーロ米ドルなどがあります。

これらの通貨は主要通貨ペアといわれるだけあって、盛んに売買されており流動性が高いです。そのためマイナー通貨とは違い、売りたい時に買い手がいないというリスクは極めて低いといえます。

流動性リスクを回避したいのであれば、主要通貨ペアでのみ取引するのがよいでしょう。

必ず逆指値は入れておく

逆指値とは、予めいくらまで損失が出たら決済すると指定する価格のことを意味します。

FXは平日であれば24時間取引が可能です。逆にいうと取引を決済するまでは24時間リスクに晒され続けることになります。FXチャートが気になり始めたら、うかうかトイレにも行けません。

逆指値を指定しておけば、万が一の時にも自動で決済注文がされるので為替相場の急変動といったリスクにも対応がしやすいです。

週末に取引を持ち越さない

FXは平日であれば24時間取引できますが、土曜日の早朝から月曜の早朝までは取引時間外となっています。

ただ取引時間外とはいっても、為替相場は絶えず値動きを続けています。取引を週末に持ち越すと、土日に大きく為替相場が変動する出来事がないとは限りません。

場合によっては、取引時間外にとてつもない損失を出してしまうことも十分考えられます。可能であれば取引を週末まで持ち越さない方がリスクは少なくて済みます。

政治や経済の動向にアンテナを張っておく

経済ショックや国際テロなどのリスクはいつどのようにやってくるかわかりません。これに備えるには常日頃からアンテナを張っておかなければなりません。

最近ではトランプ米大統領の発言などが為替相場に影響を与えることもあり、それがどのような形で影響するのかはかなり予想しづらいです。

敢えてこのような相場が動きそうな時を狙って取引をする人もいますが、それは投資ではなくギャンブル的な要素が強いといえます。

リスクを減らす最もよい方法は、何かしら相場が荒れるような不安材料があるときは取引をしないことです。

何も単発の取引で大きく勝つ必要はありません。小さく勝ち続ければいいのですから。

慎重にFX会社を選ぶ

リスク管理を考えるのであれば、FX会社を選ぶ時も慎重に吟味する必要があります。その際に注目すべきポイントは次の7つです。

  • 自己資本比率
  • 顧客資産分別管理の徹底度
  • サーバーの安定性
  • 約定力と約定スピード
  • 知名度
  • 設立年数
  • 口コミや評判

この7項目をチェックしていれば、比較的安全なFX会社が選べるはずです。リスクの高さはFX会社を選んだ時点で決まっている…。といっても過言ではないほど、FX会社選びは重要なのです。

特に口コミや評判をみるときは、過去に出金拒否の事例がなかったかなどを中心にみていきます。

ゼロカット採用の海外FXを利用する

日本では海外のFX会社があまり知られていません。

また知っていたとしても、ネガティブなイメージが先行しています。ところが、実は海外のFX会社の方が国内のFX会社より何倍も安全なのです。

もちろん無名のFX会社であれば安全でないこともありますが、XM、GEM FOREX、AXIORYといった有名どころであれば全く問題ありません。

海外のFX業者がなぜ安全かというと、国内のFX会社にはないゼロカットという制度があるからです。
これはもし万が一口座残高がマイナスになるという事態が発生しても、マイナス分はFX業者が損失補償してくれるというものです。

ちなみにこのような損失補填は国内の金融商品取引法では禁止されています。借金を背負うリスクがないというのは海外FXにしかない特権というわけですね。

海外のFX会社について詳しく知りたい方はこちらへどうぞ

ここまでのおさらい

ではここまでのおさらいをしてみましょう。
まずはFXの7大リスクです。

  • FX会社によるロスカット(強制決済)
  • スリッページ(値段が滑る)
  • 流動性が低く約定できない
  • サーバーの不具合
  • 紛争やテロ
  • 経済ショックや国家の金融破綻
  • FX会社の倒産

続いてこれらのリスクを軽減するための7つのリスク管理方法です。

  • 適切な量の資金投入
  • 主要通貨ペアでの取引
  • 逆指値を入れる
  • 週末に取引を持ち越さない
  • 安全なFX会社を選ぶ
  • 相場が荒れそうな時は取引しない
  • ゼロカット採用のFX会社を使う

ここまで解説してきた通りFXにリスクはつきものですが、リスクを軽減することはできます。ですが残念ながらノンリスクにはできません。

FXも投資である以上、ある程度のリスクは取らなくてはなりません。つまりFXで勝ち続けている人はリスクをコントロールできているということですね。

リスクに無頓着というのも大変問題ですが、あまりリスクを恐れ過ぎるのもよくありません。まずは少額から取引を始めていき徐々にリスク管理をできるようにしていきましょう。

以上ここまで「FXの7大リスクとその回避手段7カ条」でした。





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